【呪術廻戦】 呪術師“最強”の妹〈番外編2〉

#16 ページ10

ｰｰｰｰｰ喧嘩


ｶﾞﾁｬ

「スズ〜 お土産買ってきたから食べ…よ……！？」

五条がノックもなしに勢いよく部屋の扉を開けて入って来た

「は？」

部屋ではAが着替えをしている最中だった

「うわぁ…スズちゃん大胆ｰｰｰｰｰ」

ｰｰｰｰｰﾄﾞｯ

「！！」

五条が言い終わるより先に、Aの蹴りが五条の腹に入った

五条が油断していたからなのか、呪力を纏っていたからなのかは定かではないが、五条は少しだが後ろに吹き飛ばされた

ﾊﾞﾝｯ

乱暴に部屋の扉が閉じられる



2分後

「いきなり蹴ることないでしょ！」

着替えを終えて部屋を出たAに五条はそう言った

「蹴るだろ
と言うか、いい加減ノックしろよ」

「てか、Aさぁ…」

「」

「『細雪』部屋に置いてるけど、彼奴の前で堂々と着替えてるって事？」

「彼奴？」

「鬼一法眼！」

「…はぁ？」

「いくら1000歳超えるジジィでも男なんだから
男の前で堂々と着替えるなんてお兄ちゃん許しません！」

「女の部屋にノックもせずに入る奴が言うな！」

「あと下着の色が黒なのも許しません！」

「ちゃっかり見てんじゃねぇよクソ教師」

「クソ教師！？ 誰に向かって言ってんの？」

「アンタだよ」

「へぇ…Aは僕の事そんな風に思ってたんだ」

「日頃の行いのせいだろ」

「日頃の行い？ 僕は至って善い行いしかしてませんけど？」

「善い行い…？
人のお菓子を勝手に食べたり、人が着替えてる時に部屋に入ってきたり、街中で意味分からない設定で絡んできたり、任務押し付けたりするのが善い行いなんだ
へぇー とても良い勉強になるよ」

「何？ やる気？」

「そっちがその気ならやるけど？」

〃→←〃

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