検索窓
今日:9 hit、昨日:7 hit、合計:20,192 hit

ページ7

「(呪具の封印が解けた…?)」

すると、大蛇の動きがピタリと止まった

「「?」」

突然の事に2人は困惑する

大蛇達は何かに覚えた様な挙動で後退る

「…………」

Aは刀を見た

ゆっくりとそれに手を伸ばすと、それを手に取った



「ーーーーー……あぁ…そう言う事」

そして、誰かに言うようにそう言った

「Aさん…?」

「出ましょうか」

Aは七海にそう言った

「この呪霊は…」

「守り神的な感じです 無害ですよ」

「…………」

「もう人を食べたら駄目だよ」

Aは大蛇に向かってそう言うと鍵のかかった扉を押した

ギィ…

音を立てて扉が開いた

「(鍵が壊れてる… 先刻ので壊れたのか…)」




「もう人を食べるなとは一体…」

部屋を出た七海がそう言った

「あの大蛇が人を食べていたのは明確です
微弱ですが、別の呪力を感じました」

「………」

「恐らく、あの住職が彼処に人を招き入れて大蛇に食べさせていたんでしょう
この…“特級呪具『細雪』の番人”という呪霊を利用して」

「特級呪具『細雪』…!?」

Aの言葉に七海は驚きを露わにした

「そう考えると辻褄が合います
となると、あの住職は多少なりとも呪術界の知識があることになる
術式はありませんでしたが、あの住職自身が大蛇に殺されてないとなると、元呪術師だった可能性が高いですね」

「…………」

「……七海さん?」

急に黙り込んだ七海にAは声を掛けた

「矢張り、五条さんの妹ですね」

「?」

「普段の言動は、目を疑う程全く似ていませんが…こういう時はよく似ています
高専に正式に入る頃には、2級術師になっているでしょう」

「……兎に角、あの住職を捜しましょう
放っておいたら、またやらかしますよ あれ」

「ええ」

七海はAにそう返すと神主を捜し始めた





十数分後

寺の裏手にいた住職は七海に一瞬で捕らえられた

「これで終わりですね」

そう言ったAを七海は横目で見る

「(判断力、行動力…その他全て申し分は無い ただ……少々、危うい)」

七海は本堂にいた大蛇の呪霊を思い浮かべた

「…Aさん 先に補助監督の元へ戻っていて下さい
私は、他の関係者に説明をしてきますので」

「…分かりました」

七海はそう言うと、寺の表側へと歩いていく

〃→←#15



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
117人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

朱鷺の砂(プロフ) - 秋美さん» 了解です! 折角なので両方書きます! (2022年3月19日 22時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
秋美(プロフ) - リクエストで、二年生か一年生との合同任務でめちゃくちゃカッコいい夢主ちゃんが見たいです!! (2022年3月19日 22時) (レス) id: 67dd886dfb (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂(プロフ) - 猫さくらもちさん» 了解です! (言われてみれば野薔薇との絡みほぼないですね…) (2022年3月18日 20時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
猫さくらもち - リクエストです、野薔薇sideで夢主ちゃんに初めて会った時の思いと、真希もいれて3人でショッピングとかどうでしょう!本編で野薔薇との絡みは少ないので気になります!  (私も小説を書いています。是非読んでほしいです。猫さくらもちで検索したらできます) (2022年3月18日 15時) (レス) id: f692ce80b7 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂(プロフ) - 秋美さん» 2回目のリクエストありがとうございます!! 秤と綺羅羅ですね! 分かりました!! (2022年1月7日 20時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2021年6月6日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。