【呪術廻戦】 呪術師“最強”の妹〈番外編2〉

〃 ページ38

「A先輩」

「ん？」

野薔薇はチェストの上のディスプレイを見ていた

「やっぱ1級って給料高いんですね」

「どうした？ 急に」

野薔薇の言葉に真希がそう言った

「CHANELのマニキュアがこんなにあるなんて…！
しかもROLEXとCHANELの腕時計まで…！！
ルームウェアはジェラピケだし…！」

「お、落ち着け野薔薇」

「確かに給料は野薔薇達よりは高いけど…」

「マニキュア全種類ありますよね？ 限定色も含めて」

「はい…あります」

あまりの気迫にAは思わず敬語になった

「いいなぁ〜」

「ｱﾊﾊ 好きなのあげるよ」

「え！ ホント！？」

「うん」

Aが頷くと野薔薇はマニキュアを選び始めた

「真希も選びなよ」

「別にいいよ 私は」

「あれだけあっても困る」

「なんで買ったんだよ…」

「よく使うやつは自分で買ったりしてるけど、ほぼ貰い物
七海さんからの誕生日は毎年限定色だし…」

真希の言葉にAがそう言うと

「A先輩！ この色貰うわよ！」

マニキュアを決めた野薔薇がそう言った

「どうぞ
そうだ 真希に似合いそうなのも選んであげてよ」

「真希さんに似合う色…？ そんなの一択よ」

野薔薇はそう言うと、緑のマニキュアを手に取った

「じゃあ、それは真希にあげるよ」

「…仕方ねぇから貰ってやるよ」

真希はそう言って野薔薇からマニキュアを受け取った

「じゃあ、3人で恋バナしましょ！」

「恋バナ？」

「んだよ 何時もの悟の愚痴大会じゃねぇのかよ」

「それは面白そう」

「A先輩の愚痴も気になるけど…好きなタイプも気になる…！」

「好きなタイプ？ 顔がいい奴かな」

野薔薇の言葉にAは淡々とそう言った

「え！？ 意外
顔より中身重視な人だと思ってた」

「性格も大事だとは思うけど…性格悪い奴なら見飽きてるし…最悪、性格は後からどうとでもなるから」

「？」

「ツッコむのは止めとけ野薔薇
この人もちゃんとイカれてんだよ」

「ですよね
でもA先輩に彼氏できたら、あのバカが黙ってなさそう」

「悟はシスコンだからな」

「まぁ、彼氏作る気はないけど…」

「初恋は？」

「初恋くらいあるよ 教えてあげないけど」

「えー」



その後好きなタイプから愚痴へと話題が変更され、女子会は朝まで続いたらしい





これ以降、不定期ではあるが女子会は開催された

それなりに盛り上がるらしい

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