【呪術廻戦】 呪術師“最強”の妹〈番外編2〉

#18 ページ15

ｰｰｰｰｰ乙骨憂太

「うわっ！！」

乙骨は、任務先で現れた呪霊に苦戦していた

「(里香ちゃんを呼ぶ？ でも、呼んだらｰｰｰｰｰ)」

乙骨の目の前に、呪霊が迫っていた

「里香ちゃｰｰｰｰｰ」


ｰｰｰｰｰｽﾞﾊﾞﾝｯ


「！？」

「全く…兄さんも上層部も人使いが荒いんだから」

『細雪』の刃を肩に乗せてAはそう言った

「(誰？)」

「君が噂の…」

「だ、誰ですか？」

「ああ… 五条A よろしく」

思い出したようにAは自己紹介をした

「五条って…」

「君の担任の妹だよ 一応」

「(一応…？) 確かに似てますね」

『憂太ぁ』

すると、憂太の背後に里香が出てきていた

「り、里香ちゃん！？ 駄目だよ！ 出てきたら…！！」

『怖い"ぃ』

「え…？」

里香の言葉に憂太は首を傾げた

特級過呪怨霊たる里香に怖いものがあるのだろうか

ましてや目の前に居るのは、五条悟の妹といえど人間

里香が恐れる対象ではない筈だ

「ごめんね、怖がらせたみたいで
でも大丈夫 君に酷い事はしないよ」

『本当？』

「本当 可愛い女の子には手を出さないから」

『可愛い…？ 里香可愛い？』

「うん 可愛いよ」

『でも里香悪い子…』

「悪い？ 憂太を守るためにやってるんだから、それは悪くないでしょ」

『里香良い子？』

「良い子 少なくとも私よりはね
里香ちゃんに酷い事はしないから、戻って これ以上は憂太が怒られちゃうから」

『分がっだぁ』

里香はそう言うと戻って行った

「えっと…」

「そう言えば、パンダから聞いたけど、真希とはどんな感じ？」

「……え！？」

「仲良くやれてる？」

「(あ、そっちか…) はい 訓練は厳しいですけど…」

「真希は厳しいからねぇ」

「でも、真希さんは凄いです
僕なんか一本も取れたことないですし…尊敬してます」

「そう」



　




　




　
「ｰｰｰｰｰって言ってたよ」

「アイツ…！ 後でボコボコにしてやる…！」

「やっぱ脈アリだな」

「しゃけ」

「今度から本人に直接聞けよ」

#19→←◇本編で出てきた“あの人”の設定

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