【呪術廻戦】呪術師“最強”の妹〈弐〉 (ページ33)

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第七十七話ページ33

メカ丸の傀儡と悠仁達は合流し、悠仁達はメカ丸から五条が封印されたことを聞いた

「あの五条悟だよ？何を根拠にそれを信じればいい？」

冥がメカ丸にそう言った

『悪いが何もないあえて言わせてもらえバ、俺がココにいることダ』

そして、メカ丸は自身の状態について話した

『虎杖悠仁は高専所属の呪術師の中で最も内通者の可能性が低イ
そして冥冥アンタもこの状況で完全にシロと確定シタ』

「何故？」

『索敵に長けている人間が渋谷で暗躍せずに明治神宮前に派遣されているからダ
虎杖はそもそも数カ月前まで呪術界との繫がりがなかっタ
そして、五条Aがお前達に自分の状況を伝えていいと言っタ』

「Aが？」

『ああ五条Aは今、渋谷で暗躍している詳しくは本人に聞ケ』

「伝える気ねぇじゃん！」

メカ丸の言葉に悠仁はそう言った

『それは兎も角、冥冥アンタを始末する為の呪詛師がそっちに向かっている』

ﾊﾞｯ

2人はほぼ同時に気配のする方を見た

呪詛師を無視して五条の元へ向かおうとする2人をメカ丸は止めた

『頼む俺の指示に向かってくレ』

「分かった言ってごらん」

『虎杖は明治神宮前に戻り地上から渋谷に向かってくレ
五条封印を術師全体に伝達五条奪還をコチラの共通目的に据えロ
それと、五条Aと合流し、“帳”破壊の目処を立てロ』

「応！！」

『冥冥は虎杖が抜ける隙を作ってくレ』

「臨機応変ねところで君の口座はまだ凍結されていないね？」

『…エ？』

冥の言葉にメカ丸は聞き返した

『五条悟が消えれば呪術界も人間界もひっくり返る済まないが、命懸けで頼ム』

　

ﾊﾞｻｯ

Aはジャケットを着た

そして、長い長髪をヘアゴムで1つに纏め、紫の『天竺葵(アミュレット)』を『細雪』の鞘につけた

「やっぱ、これが一番だな」

Aはそう言うと、下ろされた帳を見て口元に笑みを浮かべた

その背後に改造された人間が現れた

「………私を殺しに来た……訳ないか」

Aはそう言って『細雪』を抜いた

「君達がそうなったのはある意味私達の過失
でも……私はちゃんと君達に向けて警告をしたよ？だから、過失の割合は50:50……悪いけど、他の非術師を襲う前に、眠ってもらうよ」

ｽﾞﾊﾞﾊﾞﾝｯ

Aは目の前の改造人間達を全て斬った

ｰｰｰｰｰ
ちなみにジャケットはレザーコート風
ヘアゴムは特注品