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Track54 ページ11

「この公式は、たまにテストに出るから覚えて置いた方がいいよ」

黒板に書かれた公式を指差し、露路は言った

「あと…五分か
よし、この前の小テストを返そうか」

「「「えー…!」」」

露路の言葉に生徒達は言った

「えー…じゃないよ テストを返すのも、仕事なんだ それに、皆点数良かったぞ」

露路はそう言うと、テストを当人達に返していった

「うおっ! マジかよ!?」

「何だい、二郎君?」

「露路先生 この点数…マジ?」

二郎がテストの点数を指差し、露路に言った

「……ああ、これは採点ミス…」

「えっ? 嘘だろ!?」

「冗談だよ その点数で合ってる」

「マジ焦ったー!」

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴った

「じゃあ、今日はこれで終わり」

「起立、礼」

「「「ありがとうございました」」」



授業やその他の仕事が終わり、露路はイケブクロの街中を歩いていた

「(今日は久し振りに早く帰れる…)」

周囲の店を眺める

「夕飯はどうしようかなー」

ドンッ

「うわッ!?」

ドサッ

露路は誰かに正面からぶつかられ、尻餅をついた

「…………」

帽子にサングラスにマスク姿の男がそそくさとその場を立ち去った

「露路先生、大丈夫か?」

立ち上がろうとした露路の元に二郎が来た

その後ろから一郎と三郎も来た

「恥ずかしい所を見せたね」

「いや、別にそれはいいんだけどよ」

二郎に差し出された手を取り、露路は立ち上がった

「ああ……やられた」

立ち上がるなり、露路はそう言った

「…どうかしたんすか?」

露路の言葉に一郎がそう聞いた

「いやぁ……どうやら、さっきの拍子に財布をスられたみたいでね」

露路は平然と言った

「え!?」

「財布をスッたのは、先刻貴女にぶつかった男ですね」

三郎はそう言うと、

「そうだろうな」

一郎がその言葉に同意した

「(金はいいとして、カードを使われたら記録が残るからなぁ……
面倒だけど、追いかけるかぁ…)」

露路は携帯電話を取り出した





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こんにちは、朱鷺の砂です
順位がつきました!!
たくさんの方々にこの作品を読んでいただけて嬉しいです!
最近暇で書いては溜めて……を繰り返してます
自己満足で書いている小説ですが、皆さんが楽しんで見てくださっているのであれば嬉しいです!
これからもこの作品をよろしくお願いします!!

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2020年3月28日 16時

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