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二年後

男たちはヒプノシスマイクを駆使し、領土(テリトリー)バトルを各地で繰り広げていた



「それで、銃兎
左馬刻の事務所とは逆方向じゃないか?」

ヨコハマの街を走る車の車内で元軍人の理鶯が運転をする銃兎に聞いた

「ああ……今日はBARに行くんです」

「何故?」

「理鶯に会わせたい人が居るんですよ 左馬刻はもう着いている筈です」

「ほぉ…」

「…着きましたよ」

話をしていると、目的地のBARに着いた

カラン

扉を開けるとそこには、左馬刻と一人の女が居た

「おう…遅かったじゃねぇか」

左馬刻がカウンター席に座って二人に言った

「急に店に行くって連絡してきて…全く…」

呆れたように女は銃兎に言った

「あ…理鶯
この人は私の姉の入間A
姉さん、こちらは新しいチームメンバーの理鶯です」

「御初にお目にかかる 小官は毒島メイソン理鶯だ」

「入間Aよ よろしく」

Aが理鶯にそう言うと

「じゃあ姉貴、一番高い酒頼むわ」

左馬刻がAにそう言った

「君は酔うだろう」

「姉貴? 貴殿は銃兎の姉で左馬刻の姉ではないだろう」

「それはそうなんだけどね…」

理鶯の言葉に呆れたように左馬刻を見てAは言った

カラン

すると、扉が開いた

「「「?」」」

入ってきたのは、黒いスーツを身に包んだ数人の男だった

「今日は定休日ですが…」

「そんなことは関係ない」

無機質な声色で男の一人が云った

「借金した覚えも無ければ、脱税をした覚えも無いのだが…」

「惚けるな 我々が来た要件は、貴様が良く分かっている筈だぞ」

「……さぁ…何の事やら」

バリィン

男はカウンターテーブルに置かれたワインボトルを壁に投げ付けた

「……」

「この店を潰すことは簡単だ
それとも世に公表するか? 元」

ダンッ

「!……?」

男の頬のすぐ横を、何かが通り過ぎた

男がその何かを見ると、アイスピックが扉に突き刺さっていた

「……少し、調子に乗りすぎだ」

静かにAはそう言った

「3秒以内に此処から消えろ…私は、飼い犬は好かん
それと、飼い主は選ぶんだな」

Aがそう言うと、

「チッ…!」

男達は舌打ちをすると、乱暴に扉を開け出て行った

「全く…」

「姉さん、今のは…?」

「ああ……しつこい客だよ 本当、最近は特に酷い」

Aは銃兎にそう言うと、ビールを三人の前に置いた

「さて…此処に来た本当の理由を聞こうか」

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和南(プロフ) - 最初のプロフィールの所の紹介欄で佐馬刻ではなく左馬刻ですよ (2020年9月8日 18時) (レス) id: adb4b6099f (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂(プロフ) - 猫苺さん» ありがとうございます!! (2020年5月1日 9時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
猫苺 - 30票にした達成感、、、。更新頑張って下さい!! (2020年5月1日 5時) (レス) id: 7adddb7655 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂 - 莉那さん» あ…すぐに直します 教えて頂きありがとうございます (2020年3月5日 22時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
莉那(プロフ) - 入間さんの漢字 銃『兎』ですよ〜 (2020年3月3日 21時) (レス) id: b2b56d90f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2019年11月4日 0時

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