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Track8 ページ11

「それで、この実験方法は…」

ある高校の理科の授業

黒板の前には白衣を着た女がチョークを片手に立っている

露路(ろろ)先生ー ちょっと判らないことがあるんですけどー」

四人一班で実験を行っていると、ある班の生徒が手を上げ言った

「ん? 何かな?」

露路はそう言って、その生徒の方に行った

「この薬品を入れるタイミングって…」

「ああ…それはねーーーーー」



「はい、じゃあ…この前のテストを返すよ」

「えー…!?」

露路のその言葉に生徒達の反応は悪かった

露路はそんな生徒達を気にせずテストを返していった

「二郎君、前回より点数が上がったじゃないか」

そして、ある生徒にそう言った

「うおっ…! ホントだ…!」

「ラップだけじゃなく、勉強も頑張っているようだな
これで、今まで授業で寝ていたのを許してやろう」

「え!? 先生、知ってたのかよ…!?」

「勿論 君は、常習犯だからな」

露路がそう言うと

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴った

「じゃあ、テストの復習、ちゃんとしておくんだよ」

「起立、礼」

「「「ありがとうございました」」」

露路は教室を出ると、職員室へと向かった



「露路先生」

「校長先生…何でしょう?」

露路がデスクに物を置くと、校長が来た

「今度、大阪の高校に出張があるのですが…是非、行ってもらえませんか?」

「大阪、ですか…別に構いませんが…」

「そうですか、では、詳しい日時はまた後日…」

校長はそう言うと、職員室を出て行った

「大阪か…(バトルに被らなければいいけど…)」

露路はそう呟くと荷物をまとめ、職員室を出た





街中を歩いていると、露路の耳にラップが聞こえてきた

その方向を見ると、そこは公園で、三人の少年が居た

「(あれは…)」

露路は公園に立ち寄った

「勉強もそれくらい熱心なら、僕の悩みの種が一つ…減るのになぁ」

そして、少年達の内の一人を見てそう言った

「ゲッ…!?」

「「?」」

「ゲッ…とは何だ」

「えっと…アンタは…?」

三人の中で一番背の高い少年が露路に聞いた

「ああ…僕は露路・リー・(つかさ) 二郎君の担任だよ、山田一郎君」

「そうなんすか…ってか、何で俺の名前…?」

「『The Dirty Dawg』の事くらい、僕でも知ってるさ」

露路は一郎にそう言うと、近くの自動販売機でコーヒーを買った

「君達も、何か飲むかい?」

「え?…否、いいっすよ」

「遠慮は無用! 未成年は黙って奢られなさい!」

断る三人に露路は有無を言わさぬ口調でそう言った

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和南(プロフ) - 最初のプロフィールの所の紹介欄で佐馬刻ではなく左馬刻ですよ (2020年9月8日 18時) (レス) id: adb4b6099f (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂(プロフ) - 猫苺さん» ありがとうございます!! (2020年5月1日 9時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
猫苺 - 30票にした達成感、、、。更新頑張って下さい!! (2020年5月1日 5時) (レス) id: 7adddb7655 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂 - 莉那さん» あ…すぐに直します 教えて頂きありがとうございます (2020年3月5日 22時) (レス) id: 8ffe6e82ed (このIDを非表示/違反報告)
莉那(プロフ) - 入間さんの漢字 銃『兎』ですよ〜 (2020年3月3日 21時) (レス) id: b2b56d90f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2019年11月4日 0時

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