第二百八十六話 ページ2
華鈴を抱きかかえたまま、Aは建物から建物へと飛び移る
そして、とある建物の外階段に着地した
そこはシャッターが降りたホテルだった
「(此処のロビーか 非術師達が集まっているのは)」
Aは近く屋内へと続く扉を開けようとした
ガチャガチャ
扉には鍵が掛かっていた
「……仕方ないな」
バンッ
ギイィ
扉を蹴りで強引に開けて、中に入る
非常口のマークが付いた扉がAの蹴りで開いた
そこは屋内の非常階段の踊り場だった
「(変な造りだな…)」
Aは階段を下に降りていった
数分後
1階に着く
どうやら地下にも階段は続くらしいが、気配は1階にある
Aは非常口の扉に手を掛けた
ガチャガチャ
またもや扉に鍵が掛かっている
「Aおねえちゃん」
「ん?」
「此処におにいちゃんがいるの?」
「……分からない」
華鈴の問にAはそう返す
「そっか…」
「そう言えば、お兄ちゃんだけなの?」
「ううん おとうさんとおかあさんもいっしょ
でも、おとうさんとおかあさんは…まいご」
「迷子は君だよね」
「それでおにいちゃんといっしょにいたの
でもあのオバケがおいかけてきて、にげてたらおにいちゃんとはぐれたの」
「ふーん
それで、お兄ちゃんを捜してた訳ね」
成程とAはそう言うと、華鈴を降ろした
「またこわすの? ダメだよ、Aおねえちゃん」
「…私は良いんだよ」
そして、
バンッ
再び扉を蹴りで強引に開けた
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A(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく読ませてもらってます! 落ちは決まってますか?狗巻棘落ちだと嬉しいです。 (11月18日 16時) (レス) @page25 id: f296b2ed74 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺の砂(プロフ) - 秋美さん» ありがとうございます、返信遅くなりました。渋谷事変始まりましたね!推しが…!!大変だ…!! (これから更新ペースが少し上がるかもです。良かったら楽しんでください!) (9月25日 14時) (レス) id: 8cdf08c5b6 (このIDを非表示/違反報告)
秋美(プロフ) - もうすぐ渋谷事変が始まりますね、、、!それに乗じてこの作品を見返しにきました!!!更新いつまでも楽しみに待ってます!!!!番外編の方も作者様のペースで更新待ってます!!!!! (8月25日 17時) (レス) id: 651af2d60e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鷺の砂 | 作成日時:2022年2月28日 6時