残酷な真実 ページ8
｢宏光、？なんでここに…｣
『それはこっちが聞きたいよ、なんでこんなとこいんだよ』
｢定期検診で…｣
『嘘だ。この前行ったばっかだろ？まさか俺になんか隠してるん、』
｢違う。てか、宏光には関係ないでしょ、｣
『関係なくないだろっ、』
逃げようとする彼女の腕を掴むと、俺の手を振り払った。
その瞬間に封筒や何枚かの書類が、彼女のカバンから落ちて散らばった。
『なんだよこれ…』
｢やめてよ、っ、｣
その書類たちにはいくつもの信じられないワードが記されていた。
『……延命治療に関する、、おい、延命治療ってなんだよ、、なぁ、？』
｢、っ…｣
『おい！答えろよ、どういうことか聞いてんだろ！』
｢私っ、、死ぬんだよ、｣
『…は？』
俺の頭の中は真っ白になった。
『何言ってんだよ、冗談はやめてくれよ』
｢冗談じゃないんだってば！！｣
病院のロビーでAは、泣き崩れた。
それから何時間が経っただろうか。
俺はこのたった何時間の間にたくさんのことを知った。
Aの余命。
Aの病気。
それから……
『急に別れたの、俺に迷惑かけたくなかったからなんだろ？』
｢……ん｣
『ったく、お前なーんも分かってねぇなぁ笑』
『そんなことで俺が手放すわけねぇじゃん』
｢、え？｣
『もう1回一緒に暮らそう。お前は良くても俺は耐えられないんだって笑』
彼女の病気のことは、まだ俺の頭から消えることはなかった。
でも、それよりも、Aを幸せに出来ていない俺に腹が立ったし、Aを好きな気持ちに変わりはなかった。
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ももちん - 涙がとまりません (2021年1月3日 0時) (
レス) id: bd2e175192 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ともさん» このレス欄でメンバーを言っていただければOKです！ (2019年10月3日 15時) (レス) id: 1f93544609 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 返事遅くなりすみません！ボード大丈夫ですか？ (2019年10月2日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ともさん» 大丈夫です！ (2019年9月24日 1時) (レス) id: 1f93544609 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 病系でも大丈夫ですか？ (2019年9月22日 15時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユナ | 作成日時：2019年9月13日 15時
