叶わぬ願い ページ18
俺が病室に入ると彼女は泣き腫らした目を見せないように、「ごめんね心配かけて」と笑った。
『正直めちゃめちゃ焦った。Aになんかあったらどうしよう、って』
「うん、、。さっきの話、全部聞いちゃった?」
『…ん。聞いた。ごめん、お前が苦しんでたこと気づいてやれなくて』
「宏光…」
『俺さ、負担になんて思ってないし、むしろ何でも言って欲しい。仕事ももちろん忙しい時あるけど、俺は、今までも、これからも結婚したこと絶対に後悔したりしないから』
「ごめん、」
『ふっ笑 ったく藤ヶ谷の前で泣いちゃってさぁ〜妬いちゃうぜ笑』
「ごめん、笑」
『わかったわかった!ごめんはもういいから笑』
『早く寝て、明日家に帰ろう』
「うん、」
俺は彼女が寝息を立てるまで、ずっと彼女を見ていた。
彼女が眠りにつくと、俺は棚の上に置いてあったノートに目が止まった。
Aが書いたものらしかった。
【♡バケットリスト♡】
・宏光と一緒にいたい
・宏光と結婚したい
・宏光と子育てがしたい
・仲のいいおじーちゃんおばーちゃんでいたい
なんだよ、俺としたいことばっかじゃん…。
知らぬ間に、俺の頬に涙が二度も三度も流れた。
なぜ、こんなにも美しく若い彼女に、神様は近い未来に死を与えてしまったのだろうか。
叶えられぬ未来をなぜ夢見させてしまったのだろうか。
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〈作者より〉
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ももちん - 涙がとまりません (2021年1月3日 0時) (レス) id: bd2e175192 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ともさん» このレス欄でメンバーを言っていただければOKです! (2019年10月3日 15時) (レス) id: 1f93544609 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 返事遅くなりすみません!ボード大丈夫ですか? (2019年10月2日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - ともさん» 大丈夫です! (2019年9月24日 1時) (レス) id: 1f93544609 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 病系でも大丈夫ですか? (2019年9月22日 15時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユナ | 作成日時:2019年9月13日 15時