14:'爆弾魔'って...面倒事ばかりですね ページ15
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私達が探偵社に入ると、'爆弾魔'が奥で座っていた。
爆弾魔の前には、学生が手を縄で縛られ、口を塞がれていた。
「嫌だァ......もう嫌だ...」
爆弾魔の手にはリモコン...爆発させようと思えば、すぐにできる状態。
「ぜんぶお前等の所為だ......'武装探偵社'が悪いンだ!」
爆弾魔は前の学生を自分に近付けた。
そう、何かすれば爆発させることを見せつけるように...
「社長は何処だ。早く出せ!でないと__爆弾で皆吹っ飛んで死ンじゃうよ!」
私達は爆弾魔を物影から見ていた。
「あちゃー」
「怨恨だ。犯人は探偵社に恨みがあって社長に会わせないと爆破するぞ、と」
「ウチは色んな処から恨み買うからねぇ」
太宰さんは遠目で爆弾を見ていた。
「うん......あれ、高性能爆薬だ。この部屋くらいは吹き飛んじゃうね」
太宰さんは一度、物影に戻って云った。
「爆弾に何か被せて爆風を抑えるって手もあるけど......この状況じゃなぁ」
「どうする?」
「会わせてあげたら?社長に」
「殺そうとするに決まってるだろ!それに社長は出張だ」
太宰さんは口元に手を当てて何かを考えた。
「となると......人質をどうにかしないと」
国木田さんと太宰さんは向き合い、構えた。
ポンッと手を出す。どっちもチョキ。
その後にパーになってから太宰さんがパーで勝った。
勝った太宰さんはにたぁと笑みを浮かべた。
太宰さんに勧められ、国木田さんは仕方なく爆弾魔の方へ向かった。
「おい。落ち着け少年」
「来るなァ!吹き飛ばすよ!」
リモコンを見せられ、国木田さんは手を挙げる。
「知ってるぞ。アンタは国木田だ!アンタもあの嫌味な'能力'とやらを使うンだろ?!」
声を荒らげていい放つ爆弾魔。
「妙な素振りをしたら皆道連れだ!」
「まずいね、これは」
『探偵社に私怨を持つだけあって、社員の顔と名前を調べてますね』
「社員の私が行っても、余計警戒されるだけか......却説、どうしたものか」
太宰さんは私達を見た後にニヤァと怪しい笑みを浮かべた。
隣のお兄さんは冷や汗が出ていた。
15:これが'探偵社'ですか→←13:話を聞くよりも、街を見たいです
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時姫(プロフ) - 黒樹ユリ かさくん親衛隊さん» 返信が遅れてしまい、申し訳ありません。 そして、コメントありがとうございます。もしよろしければ、 リクエストの方で何かありますか? 教えていただければ嬉しいです。 (2017年8月23日 19時) (レス) id: f26110437a (このIDを非表示/違反報告)
黒樹ユリ かさくん親衛隊 - 敦君可愛いし天使!!!! (2017年7月19日 17時) (レス) id: 6e14238389 (このIDを非表示/違反報告)
時姫(プロフ) - 月雪桜さん» はい。応援ありがとうございます。 これからも頑張ります。 (2017年5月24日 16時) (レス) id: f26110437a (このIDを非表示/違反報告)
月雪桜(プロフ) - とても面白いです。これからどうなるのかが気になります。頑張って下さい^_^ (2017年5月23日 22時) (レス) id: b41419936b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時姫 | 作成日時:2017年5月17日 18時