弐拾伍 ページ26
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先程凄まじい怒号がさっきの大倶利伽羅の部屋から聞こえてきてから時は過ぎ、今は夜半頃。
あぁ、彼の名前の漢字は無事に夕方出かけた時に『刀帳』なるものを入手し解決した。
安価だったから名前しか分からないがまぁいいだろう。
『それで、これは一体どういった集まりだ』
こんのすけの言う通りに霊力を使って庭を浄化し、月見酒でもしようと思い襖を開けた。
しかしそこには長谷部と、水色の髪で黄色い目の傷まみれの男が私を待つように控えていた。
なんで増えているんだ……と私が1人静かに絶句していると薄ら微笑み頭を垂れる水色。
「一期一振と申します。
主、ご挨拶が遅くなってしまい申し訳ないです」
これまたどう書くのか分からない名前が……筆談の弊害だな。
私は頭あんまりよろしくない為、刀の名前なんて把握できていないし、正直長谷部の漢字が合っているのか自信もない。
いやでも、間違うなら早い方がいい。
『苺一振？』
恐る恐る紙を見せると顔を背ける長谷部。
見ると小さく肩が震えている。笑っているようだ。
いちごも苦笑いを浮かべている。間違いなく誤答のようだ。
「主、少しその紙を拝借してもよろしいですかな？」
紙とペンを差し出すと丁寧に受け取り何かを書き付けてから、「ありがとうございました」と返すいちご。
返ってきた紙にはこれまた丁寧な字で『一期一振』とあった。
なるほど。いちご、って……苺のいちごじゃなくて、一期一会のいちごか。
『悪い、一期一振。これでいいか？』
凄い一の字多いな。もれなく一期一会みたいで字面はよさそうだが。
「はい、ありがとうございます」
柔らかく微笑む一期は胡散臭い。
あくまで私の偏見だが、爽やかな見た目で詐欺とかしそうな。だってここに来てずっとニコニコ笑みを崩さないし絶対そうだ。前に父も「安全そうな奴こそ危険だ」って仰っていた。
『で、今日はどうした？』
早くも少し苦手意識が芽生えてきた中彼に聞くと、先と変わらぬ笑顔で告げられた。
「いえ、大した用事では無いのですが。
本日の伽の相手が決まっていないようなら是非私を、と」
「…………はい？」
思わず素で声が出る。
いやでもこの人今、何て……伽？
「まさか、知らないことはないでしょう？夜伽のことですよ」
「知ってる、知ってますから今すぐに黙っていただけますか」
拝啓、父上。
やはり貴方の言う事に間違いはありませんでした。
こいつ詐欺師なんかじゃない、猫の皮を被った変質者です。
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朔夜(プロフ) - あみあみさん» 今週もコメントありがとうごさいます！来週テストですか・・・頑張って下さい！私もそろそろ学校が始まるので更新ペースが・・・頑張りますね・・・これからもよろしくお願いします！ (2017年9月16日 13時) (
レス) id: 69535f952d (このIDを非表示/違反報告)
あみあみ(プロフ) - ついに続編かーーー 来週楽しみダーーー あっ、来週私学校のテストダ・・・ よし、この小説を読むためにテストがんばりまーーーーす (2017年9月16日 12時) (レス) id: 3f689df719 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - あみあみさん» コメントありがとうございます！どうも今回、更新日時表示が途中までオフだったみたいで・・・私自身「何故！？」と思いながら何度も更新したので見にくかったと思います・・・すみません！ (2017年9月10日 9時) (レス) id: 69535f952d (このIDを非表示/違反報告)
あみあみ(プロフ) - 更新されてからすぐに読みました 朔夜さんサイコーーーーーーー (2017年9月10日 2時) (レス) id: 3f689df719 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - ゆらさん» わざわざコメントありがとうございます！主人公は私も「こんな友達ほしいなぁ」と思いながら作ってるのでそう言っていただけて本当に嬉しいです！これからは忙しくなるので更新ペースは落ちそうですがどうかよろしくお願いします。 (2017年9月2日 23時) (レス) id: 69535f952d (このIDを非表示/違反報告)
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