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24. ページ24

「バカにすんじゃねぇ!その程度、余裕でやれるっつーの!!」

「だろうな。つまり、証拠としての信憑性はほぼゼロって訳だ」

「っ、テメェ…喧嘩売ってるつもりか!?」

「監視カメラの偽データは作るのが面倒だが、てめぇは確かディープフェイクに関する研究の実績もあったはずだ。なら、きっと映像の上書きも不可能じゃねぇんだろうなァ」

「やってねぇよ!!手柄を取られて悔しいからって、必死に粗探しするのは見苦しいぜ」

「だったら証拠を出せ。殆ど痕跡も残さず動画の上書きができる能力を持ったてめぇが、それをやってねぇと証明できるだけの証拠だ」


できないと、口先だけでも言ってしまえば楽になれるだろうに。
なまじプライドが高いせいで、できる事をできないと偽って逃れようとは思いもしないらしい。

そのおかげで、聞き耳を立てていた奴らが俺のハッタリを真に受け、自分に疑いの目を向け始めていることにも気づいていないのだろうか。

25.→←23. 証拠は捨てられた。



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作者名:櫂渦【とーか】 | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/users/28997649  
作成日時:2023年12月8日 22時

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