愛し方愛され方 【東海オンエア】

完璧な Ryo ページ7

私の彼氏は言うならば“完璧”な彼氏だ。


私がりょうとこれやってみたいなって思うことがあったらなんでも一緒にやってくれる。

テーマパークの被り物も一緒に被ってくれるし、

「ここ行きたいな〜」って言うとどこでも車を走らせてくれるし、

デートの時のご飯も私が食べたいものを優先させてくれる。


記念日や誕生日も忘れないで祝ってくれる。

記念日なんて私より先に言ってくれることの方が多いぐらい。


私には本当に勿体ないぐらいの、かっこいい自慢の彼氏。


「ねぇねぇりょう」
「ん？」
「どうして私のためにそんなに尽くしてくれるの？」
「……え？」
「えっ……だっていつも私の意見優先させてくれるし、記念日や誕生日もいつもちゃんと祝ってくれるし……」


私がそこまで言うと、何やらりょうがびっくりしたような顔でこっちを見ていた。


「……りょう？」
「えっ……あ、いや……」
「……？」


りょうが珍しく慌てている姿を見て、どうしたのかと思う。

私がずっと見ているととうとう耐えれなくなったのか、口を開いた。


「……大好きな人にこれくらいするのは当たり前じゃね？」
「……」


自分の顔が赤くなるのを感じた。

まさかそんな照れる言葉が出てくるとは思わなかった。


「俺はAのことが大好きだから、ほぼ無自覚で色々やってるの。他の奴には絶対やらん」


そう言って微笑んだ後に私の体をそっと抱きしめるりょう。


「りょう……」
「……ん？」
「……好き」
「……バカ可愛い」

「」券 Ryo→←後悔 Toshimitsu ※

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