あるあさ 1 ページ7
ーーある日の撮影日ーー
Aside.
(LINE着信)〜♪ としみつ
A 「もしもーし」
と 「おはよ。下着いた。」
A 「はーい、降りるね〜。じゃあね〜。」
マンションを出て、下に降りるととしみつの車が停まっていた。
A 「おはよう。今日もありがとう〜。スタジオ行こっか。」
と「おう。」
車内ではとしみつの大好きな UVERworldさんが流れている。
と 「A、今日撮影後空いてる?」
A 「うん、空いてるよ。」
と 「ご飯行かね?気になってるお店あるんだけど。」
A 「行く行く〜!わーい、としくん奢りね〜!」
と 「本当Aは昔から俺を良いように使うな〜。嬉しいけど。」
A 「としくんの扱いは慣れたものなので〜。」
私たちの関係は、卒業してからも変わらず。
お互い大学時代は彼氏彼女いたりする時期もあって、距離を置くこともあったけど
こうやって一緒に活動するようになって、また高校生の時に戻った関係が続いている。
A 「あのさ、としくんは好きな人とかいないの?」
と 「突然だな〜。なんか高校生の時にもそんなこと聞いたよな。」
A 「え、覚えてるの?こわ。」
と 「聞いておいてなんだよ!まぁ・・・いるかなぁ。」
A 「そっかぁ。なんかいつもごめんね・・・私としくんばっか言ってて。」
と 「・・・別に。好きだからいいんだよ。」(小声)
A 「ん?なんか言った?」
と 「あぁ、いやなにも!そんな、Aはどうなんだよ。いないのかよ!」
A 「えっ、私?いるよ、ずっと。教えないけど。」
と 「ふーん。でも一番お前のこと知ってるのは俺だからな〜。誰にも負けないと思うわ。」
A 「突然どうしたの、まぁでも本当にそうだよ。としくんいつもありがとう。」
と 「ほら、もうすぐ着くよ。降りる準備しろよ。」
A 「うんっ。さっ!今日もがんばるかー。化粧大丈夫かな・・。」(鏡で確認しながら)
と 「Aはいつも可愛いって、大丈夫。自信持ちな。」
そう言って、彼が私の頭を撫でる。
A 「あっ、ありがと・・」
(ほんと不意にこういうことやるんだよなぁ。。心臓持たないって。。)
114人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ななみ。 | 作成日時:2020年7月22日 17時