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目を開けて、びっくりする。
部屋を埋め尽くす勢いの風船と、キラキラの飾り付け。テーブルの上には美味しそうな料理が並んでいた。
そして壁には、『Happy birthday!!』の文字。


「A、誕生日おめでとう!」


『……』


「女の子は美味しいものが好きってりょうくんが言っててさあ、1週間も料理練習したんだよ_」


そっか、今日、私の誕生日。別れる発言が衝撃すぎて全然覚えてなかった。

急にぶわっと涙が出てきた。嬉しそうに喋っていたゆめくんがええ!?と声をあげる。


「な、なんで!?え!?」


『…わがればなじじゃなぐでよがっだ〜〜…』


しゃがみ込んでぐしゃぐしゃに泣いている私の背中を撫でながら、ゆめくんは変な顔をした。


「別れ話って…そんな訳ないじゃん、」


『でも、この前、電話、』


電話…?と不思議そうにしていたゆめくんがああ、と声をあげた。


「この前としみつとしてたやつ?」


『…わかんない、でも嫌い、別れるって言った、』


言ってないけどなあ、なんて困った笑顔で私を抱き寄せる。


「…あ、分かった。嫌い(・・)な食べ物あるかなって言ったんだ。それと__」


『…?』


私は多分不安そうな顔をしてたんだろう、それを見たゆめくんは仕方なさそうに立ち上がった。


「ほんとは別れ(・・)際に渡す予定だったんだけど…」


彼の手から、小さな箱が渡される。


「開けてみて。」


『…!わあ…!』


それは、キラキラと輝くネックレスだった。淡いピンク色の宝石が光を反射して、ゆっくりと色を変えていく。


「誕生日プレゼント。」


『う〜…すき…』


ゆめくんは少し笑って、俺もだよって言いながら頭を撫でた。




おまけ


『…!このオムライス、すっごい美味しい!』


「ほんと!?よかった…。」


『はー、結婚した時ダメだし食らいそうで怖いなあ。』


「……そういう事、すぐ言う……」



『???』



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花嫁修業、がんばろう

君は特別 虫眼鏡→←不安と対する愛情 ゆめまる



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杉猫(プロフ) - リク話ありがとうございます!もこ坂可愛い。゚(゚´▽`゚)゚。消しゴムの顔が思い浮かぶくらい可愛いお話ありがとうございました! (2019年6月12日 18時) (レス) id: 04ecf5769a (このIDを非表示/違反報告)
ハクビ(プロフ) - Mai Yさん» リクエストありがとうございます!がんばります! (2019年6月8日 19時) (レス) id: 17afb1acf0 (このIDを非表示/違反報告)
Mai Y(プロフ) - トミーのヤキモチをリクエストしたいです! (2019年6月7日 21時) (レス) id: bc7e167811 (このIDを非表示/違反報告)
ハクビ(プロフ) - 桃さん» リクエストありがとうございます!エイジくん初挑戦、がんばってみます! (2019年6月5日 20時) (レス) id: 17afb1acf0 (このIDを非表示/違反報告)
かのい(プロフ) - リクエストお答えありがとうございます!めちゃくちゃ良くてキュンキュンしました!これからも更新頑張ってください! (2019年6月5日 17時) (レス) id: 1702f55027 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハクビ | 作成日時:2019年5月21日 19時

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