第38話【神無月 圭】 ページ39
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とりあえず生徒は大方集まっただろうか。
俺は生徒を集め、授業を進める。
「___まず、能力者として大事なのは、契約した妖怪等とのコンビネーション。そして信頼関係だ。
あと、自分の能力を好いてないやつァ上手く操れないことが多いな」
生徒達を伺えば真剣に話を聞いている奴が多数。
見えない顔もあるが、それは成績表で後悔すれば良い。
能力強化の授業はこの学園でなかなか大切な授業。
能力をきちんと操れないヤツは能力のない人間の中には"出せない"為、留年だって有り得る。
要するに、この授業に出ないと卒業できないやつだって居るのだ。勿論。
それに能力者なんて政府にどう利用されるか分からない。
"現実世界"にここの生徒が何かしたとき。
___能力者全てがどうなるか、なんて想像がつくだろう。
俺の家なんて能力者の家系だから尚更だ。
「そもそも能力が弱いヤツは、自分自身に問題があると思え。
契約してくれる妖怪とかは、大体ソイツに合う力や器のやつばかりだ。
相方が弱い云々言ってるヤツ。それは自分の実力を表してると思うように」
まぁ、
「相方を特訓しても何の意味もねェっつーこった。
まずは自分の体力作り。そして能力の応用方法を考えること。自分の弱点を見つけること。
そしてそれをどう補うか。___その小せェ脳みそ使って考えな」
分かったかガキ共。
出席簿で肩を叩きながら生徒を見下ろす。
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透明少女(プロフ) - 森のくまさんさん» 繋げてくれてありがとうございます! (2017年6月18日 2時) (レス) id: f62ecde1c9 (このIDを非表示/違反報告)
森のくまさん(プロフ) - 透明少女さん» りょーかいです。私は続編の方トップで描かせていただきました! (2017年6月18日 2時) (レス) id: e6afc3116a (このIDを非表示/違反報告)
透明少女(プロフ) - 訂正終わりました! (2017年6月18日 1時) (レス) id: f62ecde1c9 (このIDを非表示/違反報告)
透明少女(プロフ) - 後、自分の話見直して少し違和感あったので訂正させてもらいます! (2017年6月18日 1時) (レス) id: f62ecde1c9 (このIDを非表示/違反報告)
透明少女(プロフ) - *蝶葉*さん» 今度から気を付けます…。 (2017年6月18日 1時) (レス) id: f62ecde1c9 (このIDを非表示/違反報告)
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