トイレへの思い ページ9
というわけで、私はトイレにいい思い出がない。まあ、トイレにいい思い出があるやつの方が少ないだろうけど。
小学生のトイレ掃除だから、床掃除ではしゃぎすぎて、服が水浸しとかも許されたし、水で滑って転んだ、と言えば、トイレで鼻頭を打ったのも誤魔化せる。全てが計算づくのいじめであった。
ただ、私は他人より冷静に物事の全体を見られる。当事者でありながらにして、客観的に見るくらいの頭脳は持ち合わせていた。一応、これでも頭はいい方だ。
結論、学年トップに君臨している私からすれば、掃除当番で絡んでくるやつの厭らしさはそいつ本人の頭脳で考えたものではない、と判断できた。
となると、黒幕がいる、というのは当然の判断だ。こうも周到に私に完全犯罪なんてできるやつはそういない。
そう、私の友人の名を騙る舞だ。
何故なら彼女は学年二位の頭脳の持ち主なのだから。
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瑠色(プロフ) - 浅野月愛さん» 応援、ありがとうございます。前の作品のように重めな設定はあまりないので、気楽に読んでいただければ (2019年5月11日 1時) (携帯から) (レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)
浅野月愛(プロフ) - 新作おめでとうございます!そしてありがとうございます!文才がすごくてどんどん引き込まれていきます!!更新頑張ってください (2019年5月10日 23時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠色 | 作成日時:2019年5月10日 18時