新しい友達 ページ21
恋人キープのまま迎えた二年生。三條の世話好きは変わらず、しかし、私は家で反旗を翻していた。
トイレの掃除しない宣言。
「ブスでもいいから私に普通の生活はよ」
というのが本音だった。学校一のイケメンと付き合ってるとかただでさえ多い敵が増えるだけじゃん。
そんな面倒くさい状況を私は許さない。というわけで家のトイレ掃除は一切しなくなった。
家に帰るとベッドにぼふん。癒しや、と思いながら、新学期早々できたモノホンの友達について考えた。
「あ、あなたがつっくんの彼女さん? えらい美人さんだなぁ。あたし、四善(しぜん)奏(かな)。つっくんの幼なじみ。よろしくな」
えらいフランクに話しかけてきた後ろの席の子。あんたもそこそこ美人に見えるが。
「魁華子。よろしく」
「わあっ、噂通りのクールビューティーやぁ。よろしく」
クールビューティーって誰だよそんな噂流したやつ。
というわけで四善と友達になった。よく考えるとまともな友達第一号だった。
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瑠色(プロフ) - 浅野月愛さん» 応援、ありがとうございます。前の作品のように重めな設定はあまりないので、気楽に読んでいただければ (2019年5月11日 1時) (携帯から) (レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)
浅野月愛(プロフ) - 新作おめでとうございます!そしてありがとうございます!文才がすごくてどんどん引き込まれていきます!!更新頑張ってください (2019年5月10日 23時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠色 | 作成日時:2019年5月10日 18時