属性:世話焼き ページ20
「魁さん、リボンがずれてるよ」
「こらこら、校則で開けていいのは第一ボタンまででしょう」
「スカートに埃がついてる。取るよー」
「暑くなってきたね。はい、熱中症対策のスポドリ。もちろん僕の奢りだよ。あ、気にしなくていいからね」
「プールの授業あったよね。ほら、僕の日焼け止め貸すから」
…………
………
……
何なんだこいつは。
とりあえず1ヶ月ほど過ごして思った。
何だこの異常な世話焼きっぷりは。甲斐甲斐しいにも程があるだろうに。
イケメン王子というより、女王さまの側近みたいなんですけど。色々怖い。
私は女王さまになった覚えはないし、恋人になったつもりもない。
だが。
「あ、目の下に隈ができてる。何か悩み事?」
お前のせいだよ!
「寝不足はお肌の天敵だよ。魁さん美人なんだから」
余計なお世話じゃ!
こんな世話焼きと軽々しく友達になったあのときの自分をぶん殴りたい。
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瑠色(プロフ) - 浅野月愛さん» 応援、ありがとうございます。前の作品のように重めな設定はあまりないので、気楽に読んでいただければ (2019年5月11日 1時) (携帯から) (レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)
浅野月愛(プロフ) - 新作おめでとうございます!そしてありがとうございます!文才がすごくてどんどん引き込まれていきます!!更新頑張ってください (2019年5月10日 23時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠色 | 作成日時:2019年5月10日 18時