100日記念日デート3 ページ19
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「おっぱ！覚えてたの？」
KH「もちろん。Aも覚えてたでしょ？あー、だけどこのタイミングで言うつもりなかったんだけどな」
Aのせいで調子狂っちゃったよって、しかめっ面なフリのあとの笑顔。
こんな時のおっぱは、少年みたいでかわいい。
私の耳元でうれしそうに言う。
KH「出かけるのやめない？(笑)」
「えー！せっかくおっぱのために、こーんなにおしゃれしたのに？」
おっぱの腕から離れて、ゆっくりターンして見せると、スカートの裾がふんわりと風をはらんで上がった。
KH「う…、そんなん見せつけるとか拷問？A、確信犯じゃない？」
なんとでもどうぞ。
ベーってした。(笑)
「100日記念日なのにどこにも連れてってくれなかった、ってずっとずっと言い続けるからね」
KH「それはこわいな。(笑)」
ふふん、私の勝ち。
乱れた髪とメイクを直して、出かける準備をし直す。
部屋の入り口にもたれて、腕組みしながら優しい視線をくれてるのを、鏡越しに確認してドキドキする。
100日どころかきっと、1年後も2年後もこのドキドキは治らない気がする。
KH「では、参りましょうか、姫」
おっぱのエスコート付きなら、姫って呼ばれるのも悪くないかな、って思えるなんて。
今日の私は舞い上がってる。
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おっぱのプランは、最初に映画。
手を繋いで、映画館に向かう。
少し前におっぱと映画の話をして、２人とも見たいと思ってたのを、ちゃんと覚えててくれた。
「うわぁ、こんなの初めて」
おっぱが予約してくれてたのはカップルシート。
ソファタイプの２人がけで、座るとフカフカ。
背もたれも高めになってて、２人だけの空間になってる。
KH「ここならキスできる」
「もう、おっぱ」
横目で睨んで見上げると、さっそくチュッて素早くキスされて///
周りが気になってキョロキョロしたら笑われた。
KH「膝枕や〜、他にもいろんなこと、できそうだね」
って、
うれしそうだけどおっぱ、
映画見ようね←
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作者名：セナセナ | 作成日時：2019年5月13日 14時
