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カップルシートで ページ20

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照明が落ちて映画が始まった。

ゆったりしたソファなので、余裕持って座れるのに、どちらからともなく始めからくっついてる私たち。
おっぱに握られてる右手が熱い。


ストーリーが進むにつれ、見入ってるけど、わざとなのか無意識なのか、おっぱが指をスリスリするからくすぐったい。
集中しづらいから、離してくれないかな。
言えないけど←



冷房が効きすぎてて、冷え性の私には辛くなってきた。
持ってきたカーディガンは羽織ったけど、ソファに座ってるから、ひざ下が特に。


「脚が寒くなっちゃった」


小声でおっぱに囁くと、備え付けのひざ掛けがあったらしく、探して掛けてくれた。


KH「我慢してたの?気づかなくてごめんね」


おっぱ優しい。(映画館もw)

両手がフリーになったので(笑)、
冷えてしまった両膝をさすっていると、ひざ掛けの下におっぱの片手が侵入してきて…

「…!」

私の手が止まる。


KH「大丈夫?まだ寒い?」


私のひざをさすってくれてる。
落ち着いて私。
前もあったじゃん。
今日はスカートの上からだし、ストッキングも履いてるし。
って、いやいや、そこ?って自分でツッコミ入れたりして。

やだもう、パニック。


「あの、もう大丈夫よ」


言ってもおっぱの手は離れてくれない。
っていうか、さするというより、動きが怪しくなってきて…


「…… キャッ」

ス、スカートの中?


KH「ヤバいかも。Aの脚すべすべで、もっと触りたくなっちゃった(笑)」


そんな、かわいく笑って言うこと?


「おっぱ、体の向きおかしいよ。ほら、映画見なくちゃ」


こっち向いてるし、おっぱの顔がすぐそこだし動悸がハンパない。


KH「シーッ 静かに」

「はい…、ごめんなさい」


え?

違うよね、おっぱがイケナイことやめてくれないからでしょ?


KH「ねえ、力抜いて。触れないじゃん」


私の大好きな声で囁かれて、
耳をパクって食べられるみたいに甘噛み?!されて…


「……んっ…」


何この、ふわんふわんな感覚。




ねえおっぱ、どうしちゃったの?
ど、どこを触ろうと…?


恥ずかしい。

すごく恥ずかしいよ。

恥ずかしくて恥ずかしくて泣きそう。




.

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作者名:セナセナ | 作成日時:2019年5月13日 14時

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