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38話 ページ40

関根「毛利さん、どないしたんですか?!」
小五郎「ガキの話は聞けないとのことだったので、大人の私が駆けつけたってわけです」

奏汰「んじゃ、話を聞いてもらおうじゃん。関根さん?」
関根「まったく、もうすぐ移動せなかんっちゅうのに。ほんで、何の要件や?」
A「矢島さんの殺害事件について」
関根「あれは強盗の仕業やろ?」
小五郎「そうでしょうか?
私の推理では・・・あれは、冷酷な計画殺人です」
関根「アホな。
確かに、矢島は性格のええ奴ではなかった。そやけど、殺すほど恨んどった奴がおったとは・・・」
服部「アンタはどうや?」
関根「アホぬかせ! なんで僕が───」
奏汰「関根さん」
小五郎「あなたは、ここ二年連続で皐月杯優勝を逃してる。二度とも決勝で矢島さんに敗れたからだ。もし矢島さんがいなくなれば、あなたは・・・」
関根「ヤメヤメ、アホらしい!
そら僕かて優勝したいわ!そやけど、ライバル殺すなんて、そんなん無茶苦茶や。そもそも警察が強盗や言うてんのに、なんでや?!」

小五郎「理由はいくつかあります」
A「まず、強盗にしては荒らした方にムラがあるということ」
奏汰「犯人は、かるた関係のものには一切手を触れてない」
関根「人殺してもうて慌てたんとちゃうか?」
小五郎「なるほど・・・
私はてっきり、犯人がかるたに愛着を覚えていたため、乱雑に扱うことができなかったのかと・・・」
関根「探偵っちゅうのは、けったいな事考えるんやなぁ。まぁ、どう推測しようとアンタらの勝手やけどな。何にせよ、僕には関係の無いこっちゃ」

服部「そっ、そーいや!」
関根「ん? なんや?」
服部「あの離れの廊下、床が軋むんや。ギシギシ言うてな。覚えてるか?」
関根「それがどないした?」
小五郎「あれだけの音だ、誰かが離れに入ってきたらすぐに気づくはずです。しかし、遺体に争った形跡はなかった」

関根「なるほど。
侵入者は矢島の顔み者と言いたいようだが、そらちゃうで。練習とはいえ、かるたは相当な集中力が必要や。1度集中したら、少々の物音がしても気づかへん。せやから矢島は、入ってきたモンに気づかず殺されたんや」
A「いや、それはありえない」
奏汰「矢島さんの致命傷は、頭のど真ん中。もし、彼が侵入者に気づかずかるたを続けていたとしたら、傷は後頭部、もしくは側頭部にあるはず。」
A「つまり、矢島さんと犯人は顔見知りでないと、あんな傷はつかないってことになる」

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設定タグ:名探偵コナン , 劇場版   
作品ジャンル:アニメ
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ゆん(プロフ) - オリキャラカップル大好きなんです!作ってくださりありがとうございます!! (2022年1月18日 18時) (レス) @page2 id: 565e409edc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:togetumizu319 | 作成日時:2018年4月30日 11時

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