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pink side〜
部屋の隅で膝を抱えてポロポロと涙を流す海斗くん。
何が起きたのか、全く分からなくって。
しずにちゃんと聞いとけば良かった、なんて思っていれば、何が起きたのか、詳細がしずからメッセージで送られてきて。
流石しず。よく分かってんじゃん。
海斗くんは、元太くんが具合悪くなっちゃって、不安って事なのかな？
桃「かいとくん、だいじょうぶ、誰もかいとくんのこと傷つけたりしないからね、だいじょうぶ、…ちょっと落ち着こっか、」
海斗くんは、この家に来て、一度も言葉を発する事は無かったから、三人でもしかしたら失声症なんじゃないか、なんて話したりもしてたんだけど。
橙「…げん、た、…具合悪くって、………たたかれて、」
ブツブツと、そう繰り返す海斗くん。
それは喜べない内容だったけれど、それでも海斗くんが話せたことが嬉しい。
桃「…だいじょうぶ、元太くんは、如恵留が見てるからね？」
ガタガタと恐怖で震えている海斗くんを昔の自分と重ねてしまう。
急に触れられるのは、俺も怖かったから、近づいたりせずに、海斗くんの目の前で手を広げる。
桃「かいとくん、…おいで？」
橙「…はっ、………ひ、…！」
戸惑った表情で、コチラを見ている海斗くん。
俺は、ずっと海斗くんに腕を広げ続ける。
桃「だいじょうぶ、…怖くないよ？」
ゆっくり、本当にゆっくりだったけど、海斗くんの方から近づいてきてくれて。
やっと抱きしめられる距離になって、ふわっと海斗くんを抱きしめた。
橙「…ひ、…ごめ、なさ……！」
身体を固くして、ポロポロ涙を零す海斗くんに声をかけ続ける。
桃「…だいじょうぶ、大丈夫だよ、かいとくん、……俺は、かいとくんの味方だからね、」
声をかけ続けていれば、段々と身体に入っていた力が抜けて、ぐったりと俺に体重を預けてくれた。
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猫(プロフ) - 紗彩さん、こんばんは！そうです。前にマシュマロが送れなかった猫です(恥)更新ありがとうございます！これからも無理なく頑張って下さいねー！ (2022年6月8日 20時) (
レス) id: f376f4b930 (このIDを非表示/違反報告)
紗 彩(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます…！ソラノムコウも一緒に楽しんで下さって何よりです！これからもお付き合い頂ければ幸いです！！（この前にコミュ下さった方かな……違ったら申し訳無いです…） (2022年6月8日 20時) (レス) id: f7d9789c70 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - ソラノムコウと共に楽しく読ませて頂いてます。更新無理せず頑張って下さい。応援しています！ (2022年6月2日 17時) (レス) id: f376f4b930 (このIDを非表示/違反報告)
紗 彩(プロフ) - genさん» コメントありがとうございます！更新頑張っていきますので、お付き合いいただければ幸いです！ (2022年5月26日 22時) (レス) @page13 id: f7d9789c70 (このIDを非表示/違反報告)
gen(プロフ) - これから松松がどうなっていくのか続きが楽しみです！ (2022年5月26日 19時) (レス) id: 2b5061a1a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗彩 | 作成日時：2022年5月15日 21時
