No,37 ページ2
別教室に入った時、丁度チャイムが鳴った。
ギリギリセーフ。制限時間ギリギリでゴールした気分だ。
「きり〜つ」
やる気のない感じに委員長が号令を掛ける。
「れ〜。ちゃくせ〜き」
「おいおい委員長やる気だせよ」
先生が呆れた様に言った。だろうね。これで「よっしゃーやっぞー」って気は起きない。
とりあえず眠い。兎に角眠い。
昨日の参加しなければよかったかな。てか、さっさと倒せばよかった話だ。
やっぱり勉学か。
あまり成績良くないし、これを気に勉強・・・・・・。
「十神!これはできるか?」
「へ?あぁ、わっかんないです」
「そうか。じゃあ内藤、解いてみろ」
「えー。はーい」
イヤがりながらもさも簡単そうに答えを述べた。
「分かったか十神」
「・・・・・・分かりました」
うんしよう。でもゲームの時間が・・・・・・。
ボーダー内の人に教えてもらおう。暫く大会ないし。無いというか出れないし。
上位にいる人はシード扱いされて予選大会は免除される。
私は今年あった5大会連続ベスト4以内。
必然的に免除だ。
その他の人も同じような扱いを受ける。
・・・・・・少しぐらい勉強してやるか。
そう心中で誓うと、祝うように終了のチャイムが鳴った。
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作者名:塩田シオン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jintann/
作成日時:2018年3月15日 11時