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第三戦 「祈る少女」 ページ11

その日の準備内容は教室での出店の打ち合わせだった

出店の内容はオタクたちの強い希望によりコスプレ喫茶になっており

今はメニュー作りとどんなコスプレをするかを決めていた


「ふ、藤弥っ、私と勝負してっ!」


勝負を挑む前からテンパり気味の紅葉はメニューを考えている藤弥の目の前に立った

藤弥は提案書から目を離して紅葉を下から見た


「構わないが…」

と言うもののメニューを考えたそうにしている


「私の勝負内容はこれっ」


そう藤弥に食器に乗ったそれを差し出した


「広島のお好み焼きか」


広島風ではない(広島の紅葉が作ったので)俗にいう広島で作られた普通のお好み焼きである

 香ばしく焼けたソースの匂い、ふわふわの生地からから登る暖かな湯気

見るからに食欲をそそるそれを藤弥の顔に近づける


「確かに美味しそうだな、匂いも良いし」

そんな藤弥の発言に紅葉は嬉しそうに顔を輝かせた、が

彼はすぐにきびすを返すように言った


「ま、これで俺は倒せないけどな」

(簡単に返されたっ…!)


勝てないことを再確認させられ紅葉はその場にへ垂れこんだ

そんな彼女の前で平然と出されたお好み焼きを食べている藤弥は

突然思いついたように発言した


「これを出店に出すか、他にもご当地で有名な食べものとか」

「それいいなー!」


勝負に勝てない上に勝負内容を利用され出し物にされるという複雑な心境に陥る紅葉

そんな彼女に藤弥が手を伸ばした


「ありがとう、お陰でメニューが決まった、それにお好み焼き美味しかった」


出された手を見て紅葉は酷く驚いた、それでもお礼を言われれば嬉しいもので

紅葉は出された手を掴んで立ち上がった


「それは良かった!」


勝負のことも忘れて藤弥に笑みを向けた




彼の手は酷く冷たかった




「まあ、勝てるとは思って無かったけどね〜」


これまでのやり取りを見ていた架奈は次のメールを藤弥以外の全員に送った

次の挑戦者は既に決まっていたからだ

















第四戦 東京v.s.石川 開戦!!

第四戦 「雨男の恋心」→←第三戦 「祈る少女」


ラッキーアイテム

たこ焼き


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緋寄@紅鬼姫(プロフ) - 紫陽花さん» コメントありがとうございます。はい、僭越ながら参考させて頂いています。 (2016年12月10日 23時) (レス) id: a5647f01ce (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花 - これってよとしち学園の漫画を参考にしていますか? (2016年12月5日 22時) (レス) id: 3aaa89a69c (このIDを非表示/違反報告)
緋寄@紅鬼姫(プロフ) - サシャさん» 見ためヤンキーw3人でたまってたら寄りつき難いでしょうねw (2016年7月27日 21時) (レス) id: 1715c75c22 (このIDを非表示/違反報告)
サシャ - ありがとうございます!この3人は見た目だけヤンキー(笑) (2016年7月19日 0時) (レス) id: d7042e5317 (このIDを非表示/違反報告)
緋寄@紅鬼姫(プロフ) - サシャさん» 「物語」か「後夜祭」でほのぼのはやります!後夜祭では都道府県たちの演劇と模擬店などの様子をやるのでおそらくその時にしますね! (2016年7月17日 20時) (レス) id: 1715c75c22 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅鬼姫 | 作者ホームページ:https://twitter.com/Enphnium  
作成日時:2016年4月30日 21時

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