【呪術廻戦】見えない言葉

1年坊 ページ3

．

京都姉妹校交流会。

それに出なければいけない私たちだが、1つ問題が。


｢憂太は居ないんでしょ？｣
｢うん。帰って来れないー的な感じ｣
｢なるほど｣


交流会に参加する人数が足りない。

憂太……と、3年生が居るはずだったのだが。

まぁ、あれだ。諸々の事情ってやつだ。


｢……あ、今年の1年は？いいんじゃないかな｣
｢1年〜？｣
｢伏黒いるし女の子の術師もいるし…なんか、いいのもいるんでしょ、使える｣
｢………高菜｣
｢んあ、まぁ、大丈夫でしょ。五条せんせーのことだし、出してもいいって言うんじゃないかな｣
｢お前なぁ……まぁ、行ってみるしか他ないか。
｣


私の提案に真希が賛同する。

パンダと棘は互いに顔を見合わせると、仕方ない、とでも言いたげな表情を浮かべては、此方に親指を立てる。


｢ん、なら行くか｣


_____

｢はぁん？………通夜かよ！｣
｢ん…？｣


伏黒と釘崎さんを観察しながら真希が呟く。


あれ…？確か……。


｢ちょっくら行ってくる｣
｢任せた｣
｢しゃけ｣
｢え、あ、｣


つかつかと1年2人に歩み寄った真希。

あ〜、伝えられてないんだけど……。

案の定、真希は｢お通夜かよ｣なんて言う突っ込みを放ってはいつもの如く、伏黒に苗字で呼ばれたことに文句を言おうと口を開く。


けど。


｢真希、真希！｣


鶴の一声ならぬ、パンダの一声によって本当に通夜な事を知らされる。


というか…


｢知らなかったの、真希だけじゃん……？｣
｢……しゃけ｣


パンダと言い合う彼女を遠巻きに見ながらそう呟けば、いつの間にか隣にいた棘が私の言葉に同意する。


全く……なんだかなぁ…最近ちょっとだけ…平和じゃないか……。


………

違和感→←つかの間の休憩

ラッキーアイテム

伊地知さんの苦労が目に見える

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す