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☆ ５８ ☆ ページ9
北山ｓｉｄｅ
裕太「ミツ、心配かけてごめん。」
必死に気持ち切り替えて、笑いかけるタマの表情に、心が痛くなった。
宏光「いや、俺はいいんだけど、タマ、大丈夫か？」
裕太「笑えてるから、たぶん、大丈夫なんじゃないかな(笑)
それに、どんな想い抱えてても、仕事は、ちゃんとしなきゃね。」
そう言ったタマは、普段と変わらないように見えて、少し、ホッとした。
宏光「そっか･･･。」
けど、違ってたんだ･･･。
ずっと、一緒に頑張ってきたのに、俺は、気づいてなかった･･･。
このとき、俺が、ちゃんとタマの気持ちに寄り添うことができてたら、
誰も、傷つくことはなかったのかもしれない･･･。
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作者名：波瀬(Ｎａｍｉｓｅ) | 作成日時：2017年9月17日 18時
