届けたい想い～２～ (ページ5)

今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:9,436 hit

☆　５４　☆ ページ5

美鈴ｓｉｄｅ

会議室を出て、廊下を歩きながら、

隣を歩く藤井くんの存在･･･

私は、ふと立ち止まる

藤井「どうした？」

「こうやって、隣を歩けるって、
　彼等にとったら、あたりまえじゃないんだなって･･･」

プライベ－トで、彼等と一緒に過ごせるとき、

少し先を歩く彼等に慣れてしまっている私がいた。

プライベ－トで、彼等と同じ空間にいるとき、

私は、彼等がアイドルだってことを忘れそうになる。

それくらい自然体で、ス～ッと距離が近くなっていたことを、

私は、改めて、ちゃんと意識した。

藤井「あいつらは、いろんな制約の中で存在してる。
　プイベ－トくらいって思うけど、
　それが、あいつらの選択した生き方だから･･･」

藤井くんの言葉が、心に響く。

「うん、分かってる。」

彼等を支えてるのは、家族・スタッフさん・ファンの人たち･･･

彼等の気持ちに寄り添ってくれる人が、

少しでも多くいてくれたらと思った。

その中の一人に、私もなれたらいいのに･･･

離れていても、ずっと応援していく

やっと気づけたこの想いを伝えないまま･･･。