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柚希side
仕事帰り、『sky』マスタ−の晃介さんから連絡があり、
拓人と私に、話したいことがあるらしく、
私は、急いで待ち合わせ場所に向かった
店の前で、拓人と一緒になって、店内へ
晃介さんに挨拶し、なぜか、個室に通される
晃介「二人とも、アイスティ−でいいかな?」
拓・柚「「あ、はい」」
従業員にオ−ダ−を通して、三人で個室に・・・
最初は、久しぶりに会う晃介さんへの近況報告から始まって、
運ばれてきた飲み物が置かれ、
拓・柚「「ありがとうございます。」」
二人、一口、飲んで、晃介さんの話し出すのを待つ
晃介「二人とも、美鈴ちゃんのだんなの優司の教え子で、
由季って子のこと、覚えてる?」
晃介さん、優司さんの親友なんだよね?
けど、由季って子・・・
拓人「由季って、葬式のとき、大泣きしてた子?」
そうだ!美鈴が、心配してた子だ
晃介「ああ。」
「その子、どうかしたんですか?」
晃介「何度か来てたんだけど、ここ半年くらい、
キスマイの裕太と飲みにくることがあって、
拓人、キスマイのマネ−ジャ−だろ?」
拓人「あ、はい。」
晃介「先日、由季って子、
一人で飲みにきて、恋愛の話になってさ、
聞いてるうちに、美鈴ちゃんのだんなのことや、
裕太が、美鈴ちゃんに片思いしてるとか、
二人に愛されてる美鈴ちゃんが羨ましいとか、
そんな話を聞かされてさ、
しかも、由季って子、
優弥くんの幼稚園の担任してるって聞いて、
何か、心配になってさ。」
「えっ、嘘でしょ?」
拓人「それって、美鈴は知ってんの?」
「知り合いの子が、
優弥の担任になって、びっくりしたって言ってたけど、
それって、由季って子のこと?」
拓人「まじか」
これ、かなりやばくない?
晃介「とりあえず、俺も様子見とくから、
二人も、それとなく様子を見ててほしい。」
拓・柚 「「分かりました。」」
晃介「何かおこるか分からないが、
いざってときのために、
情報だけは、共有しといたほうがいいと思ってな。」
裕太のこともあるし、確かに、予防策は考えとかないと・・・
拓人「そうですね。」
「連絡、ありがとうございました。」
三人で話し合った結果、
美鈴にも、話しておいた方がいいという結論に至った
けど、このとき、拓人は、
数日前に、美鈴に起こってた残酷な現状を知らずにいた。
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作者名:波瀬(Namise) | 作成日時:2017年9月17日 18時