届けたい想い～２～ (ページ22)

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由季ｓｉｄｅ

「無理に踏み込もうとは思ってない
　ただ、誰かに気持ち寄り添ってもらいたいって思うことあるから、」

私も、精一杯の思いを伝える

裕太「そうかもな。
　けど、それは、誰でもいいってわけじゃないから･･･」

寂しそうに、つぶやいて俯く姿に、

「そうかもしれないけど･･･」

これ以上、何も言えなくなってしまう

裕太「俺は、その居場所を、自分で壊したんだから、何も言う資格ないけどさ」

力なく話す裕太の言葉に、

「裕太？」

すごく不安になって、

裕太「･･･俺、昨日、美鈴さんへの想い、美鈴さんのこと、
　すごく、大切にしたいって思ってたのに、
　最低なやりかたで、傷つけた･･･
　俺、こんな最低な人間なんだって、
　ほんと、自分がイヤになるよ」

何があったの？

傷つけたって言った裕太も、こんなにも傷ついてる