警告 ページ41
――山崎side
「んっ…こんなとこで何考え…ッ」
土方と顔を見合わせた山崎は、思わずルームミラーで後部座席へと目を向ける。
するとそこには銀時によって着物に手を突っ込まれ身体を触られているAの姿があった
「は…ッん、」
「ハァ…」
舌が絡み合う音と吐息が聞こえてくる。
「だ…旦那…、今は俺たちもいるし隊車なんでその…そういう事は家で…」
「あ?いーだろー?こん位のスキンシップ。」
「…っ」
アッサリとそう言い放ち、Aの着物に入れた手は止めない。
「嫌だってば…ッ、ぁ…っ!」
「お前こんな跡付けられてそらねーだろ」
「わたしだって…好きで…こんな…ッ」
「んなもん好きでこんな跡付けさせてたら、堪ったもんじゃねェよ」
でもちょっと…これは…
しかしさっきからやり取りを聞いていれば本当に泣きそうな声のAと徐々にイライラした口調になってきている銀時
「い…っ、銀時痛いっ…」
薬のせいもあって身体が苦しい時なのに、益々エスカレートしてくる銀時の行動
「…いい加減にしとけよ!A、嫌がってるだろーが!」
後ろを振り返った土方が、大きな声で叫んだ
やがて、また意識が飛んだのかAの声はもう聞こえてこない。
「何言ってんだよ、嫌がっててもこいつは俺のなの。どうせ家帰ったら同じ事すんだから」
そして徐に聞こえてきた銀時の声が、車内に響いた。
口調はいつもと同じ軽い物なのに背中にゾクッと何かが駆け巡るような冷たい声
「なんか最近勘違いしてない?こいつお前らのモンじゃないよ?」
「そんなのわかって…」
「いーやわかってないね。
お前もだけど、沖田くんも、他にも何人か。Aのことマジで好きじゃん。
ちょっとAが優しいからって調子に乗ってて、正直最近もっそウザイ」
いつもの口調なのに冷たく血の通っていない声
「…………」
めちゃくちゃ怒ってるんだ、まだ…
ていうか今回の事だけじゃなく、
副長や隊長がAさんのことが好きなことに。それに気がつかずか、彼らと親しくしているAさんに。
これは多分警告
こいつは俺のモノだ
俺だから好きに出来る
近付くな
それを耳に運転しながらそういう事だと山崎は思った
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あつぽん(プロフ) - 皆様!コメント、本当にありがとうございます。 「早く続きがみたい」「この作品好きです」なんて、うれしすぎます♪ 辞めようか悩みつつここまでこられたのは、皆様のお陰です♪今後も作者もキャラも病むことがあるかもですが(笑)、応援よろしくお願いいたします!! (2015年4月7日 19時) (レス) id: df8f2d9e4c (このIDを非表示/違反報告)
♪horn♪ - 更新頑張ってください!この作品大好きです (2015年4月4日 20時) (レス) id: be30e08dd1 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - 早く更新してくれ!! (2015年4月3日 21時) (レス) id: 9c46149290 (このIDを非表示/違反報告)
柑那(プロフ) - 初めまして!あつぽんさんの高杉さんが大好きです!これからも体調に気を付けて無理せず、更新頑張ってくださいねっ。応援しています。 (2015年4月3日 21時) (レス) id: a875c36e65 (このIDを非表示/違反報告)
坂田なーちゃん(プロフ) - いえいえ☆ヤンデレ銀さんやばいッッ(*ノ3ノ)銀さんエロす//////笑笑続編頑張ってくださいね(*゚▽゚)ノ応援してますッッ!!! (2015年4月2日 0時) (レス) id: 93e9faaf83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あつぽん | 作成日時:2015年3月14日 8時