検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:178,378 hit

いつもと違う ページ40

――山崎side


ブロロロローっ!


「薬…、河上万斉から預かったものをAさんの鞄の中に入れてますから…。

飲ますか飲まさないかの判断はお任せします。」


「へいへい」


船を降りて、山崎が運転する帰りの車内


相変わらず銀時からのピリピリした空気は消えておらず実に気まずい雰囲気に包まれていた。


「今回の件は本当にすみません…。」


「…悪かった…」


「別にジミー君が謝ることねぇって。

まぁ、Aのことコソコソつけまわしてたっつー件においては、そこの副長さんには謝罪して貰いてえがよー。」


ひとつため息をついてから、「ま、」と続けた銀時。


「仕事柄しゃーねェことだし。過ぎちまった事を言っても仕方ねーだろ。」


いつもの調子でそう言った銀時に山崎の表情は少し安心したような物になる



「う…ん…あれ…?銀時…?」


そんな中、後部座席から意識を取り戻したAの小さな声が聞こえてきた


「おーやっと起きたか、お前なに変な薬飲まされてんだよ」


すると僅かに優しくなった銀時の声色


「ごめん…ね」

「本当だわ、この家出娘が」

「心配かけて…本当にごめん」


口調と声色でもう怒る気がないのがわかる

Aを抱き抱えて座っている銀時の予想とは反した優しさにAは心底申し訳ない気持ちになり泣きそうになった


「山崎くんは無事?また子ちゃんが、山崎くんのこと撃ったって…。

土方さんとか総悟くんとかも、晋ちゃんに何かされてない?大丈夫?」


「あー、無事無事。

つーか、俺の心配もしてくれよな」


「ごめん…銀時は無事?」


あ…なんか大丈夫そうだ

そんな後ろから聞こえるラブラブなやり取りを聞いた山崎は今度こそ完全にホッと胸を撫で下ろし運転を続ける


だが…


「んー、結構無事じゃねぇかも。

ってことで、癒してよ…Aちゃん。」


「え…?ちょ…っ!」


次に銀時の楽しそうな声が聞こえてきたかと思うと続いてAの焦った声も流れてきた

警告→←崩れた何か



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (190 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
230人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , 高杉晋助
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あつぽん(プロフ) - 皆様!コメント、本当にありがとうございます。 「早く続きがみたい」「この作品好きです」なんて、うれしすぎます♪ 辞めようか悩みつつここまでこられたのは、皆様のお陰です♪今後も作者もキャラも病むことがあるかもですが(笑)、応援よろしくお願いいたします!! (2015年4月7日 19時) (レス) id: df8f2d9e4c (このIDを非表示/違反報告)
♪horn♪ - 更新頑張ってください!この作品大好きです (2015年4月4日 20時) (レス) id: be30e08dd1 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - 早く更新してくれ!! (2015年4月3日 21時) (レス) id: 9c46149290 (このIDを非表示/違反報告)
柑那(プロフ) - 初めまして!あつぽんさんの高杉さんが大好きです!これからも体調に気を付けて無理せず、更新頑張ってくださいねっ。応援しています。 (2015年4月3日 21時) (レス) id: a875c36e65 (このIDを非表示/違反報告)
坂田なーちゃん(プロフ) - いえいえ☆ヤンデレ銀さんやばいッッ(*ノ3ノ)銀さんエロす//////笑笑続編頑張ってくださいね(*゚▽゚)ノ応援してますッッ!!! (2015年4月2日 0時) (レス) id: 93e9faaf83 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あつぽん | 作成日時:2015年3月14日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。