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接触 ページ36

「にしても、警備薄すぎじゃね?」


「ウチの監察に警備が手薄になる時間を調べてもらってたんだよ。」


「多串君、もうお前ジミーと地位交代しろや」


「んだと…コラ」


「副長も旦那も、やめてくださいよ。あんまり騒ぐと見つかっちゃいますから。」


A疾走から3日。
銀時、土方、山崎の3人が鬼兵隊の船内にいた。


何処にいても二人揃うと喧嘩し出す、銀時と土方を止めるべく、山崎が注意したその時…


「貴様ら!そこで何をしている!!」


鬼兵隊の隊員に見つかった。


「いやー、ちょっと道に迷っちゃいましてー」


咄嗟に受け答える銀時。


「はァ?道にィ?」


「だからちょっと道案内して貰えませんかねー?」


「別に構わないが…、どこまでだ?」



「地獄までだ!」



天人を伸していく3人。


「本当にここに(名前が居んだろーな?」


「知らねーよ」


「高杉が連れ去ったと考えるなら此処ですね」



「まぁ取り敢えず2手に分かれるか。」



「いや、その必要はござらんよ。」と。


後方からの声に否定された。


「お前らは…!!」


敵に警戒して歩みを進めていた筈だったのだが。
振り返った先には、河上万斉と来島また子。


「また会ったっスね」


「騒がしいと思って来てみれば、やはりお前たちか。」


鬼兵隊艦最上階の廊下で対峙した両者。

土方、山崎、銀時はそれぞれ腰に差してある得物に手を掛ける。
一方で、銃を構えた来島を制した万斉は、落ち着いた様子で、銀時をじっと見つめる。


暫しの沈黙を破り、「どういうつもりだ」と問うたのは銀時。


「今は戦うつもりはござらんよ。」


「んだと?」
土方の眉間の皺がいっそう深くなる。


「この船に置いての戦闘でどちらが有利かなど火を見るよりも明らか。
拙者らとてここで無駄に労力を使いたくはない。穏便に済ませることが互いに懸命ではないか?」


万斉に鋭い眼光を向ける3人だったが――

「それに、Aならあそこにいるだろう。」


窓の外に目をやった万斉が、静かな声で続けると、各々の目が大きく見開かれ、心臓が波打つのを感じた

最上階の廊下の窓から見える甲板。
そこには、並んで月を眺める高杉とA。

ぐるぐると→←揺れる心



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あつぽん(プロフ) - 皆様!コメント、本当にありがとうございます。 「早く続きがみたい」「この作品好きです」なんて、うれしすぎます♪ 辞めようか悩みつつここまでこられたのは、皆様のお陰です♪今後も作者もキャラも病むことがあるかもですが(笑)、応援よろしくお願いいたします!! (2015年4月7日 19時) (レス) id: df8f2d9e4c (このIDを非表示/違反報告)
♪horn♪ - 更新頑張ってください!この作品大好きです (2015年4月4日 20時) (レス) id: be30e08dd1 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎 - 早く更新してくれ!! (2015年4月3日 21時) (レス) id: 9c46149290 (このIDを非表示/違反報告)
柑那(プロフ) - 初めまして!あつぽんさんの高杉さんが大好きです!これからも体調に気を付けて無理せず、更新頑張ってくださいねっ。応援しています。 (2015年4月3日 21時) (レス) id: a875c36e65 (このIDを非表示/違反報告)
坂田なーちゃん(プロフ) - いえいえ☆ヤンデレ銀さんやばいッッ(*ノ3ノ)銀さんエロす//////笑笑続編頑張ってくださいね(*゚▽゚)ノ応援してますッッ!!! (2015年4月2日 0時) (レス) id: 93e9faaf83 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あつぽん | 作成日時:2015年3月14日 8時

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