検索窓
今日:31 hit、昨日:7 hit、合計:123,061 hit

第61話 ページ17

人を呼びに行くために隊士が一度立ち去るのを確認すると、ゆっくり振り向いた沖田


そして、


「A…いい度胸じゃねぇ―か…」


ガンっ!!!!



固まったAの顔の両脇に拳を突き立てられた


「そんなに俺だけのモンでいんのが嫌なのかよ!」


少し、いつもと違う悲しみを含んだ声で怒鳴られた



沖田はAの肩を両手で掴みさらに続けた



「そんなに俺の元から逃げ出してーのかよッ!」




昔、まだ姉上が生きていたころにAは言った


”そーちゃんは…ずっとそばにいてくれる?”

”当たり前でさァ、俺たちは二人で1つなんだからねィ…”

”うん。なら、あたしたちずっと一緒だね”



ニッコリ嬉しそう笑って言ってくれた


”あァ…約束でさァ”


あの時から自分に大切で仕方無い存在が出来た




「…何言ってんの?先に離れたのはそーちゃんの方じゃん!」


黙って茫然としていたAだったが沖田の言葉を聞いて反論する



「お前は普通の幸せを手に入れなきゃとか言って…ッ、」




……なんなのよ



さっきから…



「自分の進む道とは違うみたいに突き離したりッ!」




先に離れようって言ったのはそーちゃんなのに…



「いらないよッ!そんな幸せ!そーちゃんに別の道を歩けって言われんなら!」







Aの目に涙が溜まってくる





「あたしが今までどんな想いで……ッ!どんな気持ちでそーちゃんの言う通りにしようとしていたかッ!」



Aが泣きじゃくりながら言う話に沖田の目は見開いていく

第62話→←第60話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (152 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
220人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 坂田銀時
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あつぽん(プロフ) - アルハさん» ありがとうございます!!!私としてもすごく思い入れのあるこの作品についてそういうコメントいただけるのはすごくうれしいです!これからもよろしくお願いしますね(*^_^*) (2016年12月7日 11時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
アルハ(プロフ) - 1から読みました!話に引き込まれていって凄く面白かったです!!最高!!! (2016年12月3日 14時) (レス) id: 5e4beefb64 (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - みゅうさん» ありがとうございます!そんな風に言っていただけるなんて本当に嬉しいです。励みになります!これからも頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします (2016年8月25日 15時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - あつぽんさんの作品は全て読ませてもらっています!どれも面白くて大好きですっ!これからも頑張って下さいq(^-^q)応援しています(*´ω`*) (2016年8月2日 19時) (レス) id: ad4e56f403 (このIDを非表示/違反報告)
あつぽん(プロフ) - 月夜さん» おおおお!総悟&神威好きに出会えるとは!!わたしも大好きなので、喜びのあまりにやにやがとまりません(笑)実は私の作品、神威が活躍するの多いんですよ(笑)これからも楽しんでいただけると嬉しいです♪ (2016年7月4日 21時) (レス) id: 3134e8bca3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あつぽん | 作成日時:2016年2月6日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。