【銀魂】新訳 禁忌と欣喜2【坂田銀時】【沖田総悟】【土方十四郎】

第59話 ページ15

「その…好きなんです、Aさんの事…」


「へ……？」


道場に行けばいきなり他隊の隊士に愛の告白を受けた


そーちゃんと気まずくなってから数週間


見事に隊務以外では関わらなくなったあたしとそーちゃん


そーちゃんの方ももうあたしに話しかけてくる事はなかった


いや…むしろ避けてたんだけど……



だけどそーちゃんの様子はいたっていつもと変わらない


自分勝手かもしれないけれどなんだか悲しくなり

そして寂しい思いを抱えながらあたしは日々を過ごしていた


「あ…っあの、いきなり付き合ってなんて言いません！でも俺のことを少しでも知っていただきたくて…。」

「え、あ……うん、」


「もし…良かったら、今週末に食事でも」


顔を真っ赤にして叫ぶ様に言葉を続ける隊士



そうだよね…こういうのが普通の恋愛なんだ。



どうしようかな…



もう付き合っちゃおうかな……




そーちゃんだってそういう人がいるんだ、いい加減あたしもひとりだちしないと。


こんなにあたしのために一生懸命になってくれてるんだ…食事くらいなら。



Aはそんな思いを巡らせ、目の前の隊士を見た




真っ赤な顔でちゃんと自分を見て言葉をくれた人




「うん…いいで…」




Aが寂しそうに微笑んで小さくイエスの返事を呟こうとした時だった






ガンっ！！！！




突然隊士とAの間を刀が通過しそのまま壁にぶっ刺さった

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