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あれから、数日たった。
ルナリア自然公園で私は倒れたらしく、クレア大尉の聴取を終えて列車で帰って来たらしい。
時計を見るとまだ早朝の時間帯だったが、恐らくリィンやガイウス、ラウラは起きているだろう。
とりあえず日の光を浴びようと思ってリビングに出ると、ラウラがリビングにいた。
『あ、ラウラ、おはよう。どうかした？』
「いや、その・・・。」
ラウラはどもったあと、頭を下げて、すまなかった、と告げる。
『え！？いや、私なにもしてないけど』
「あの時ロイが撃たれたのは私を庇ったせいだ。その詫びを言いたかった。」
『あー、いいよ別に。気にしてないし。大丈夫。それよりラウラ、早く行かないと朝練、遅れるよ？』
「しかし・・・」
『あー！大丈夫だって！気負いすぎ！私に傷は残ってないんだし、ラウラはいつも通りで大丈夫！』
「・・・そうか、すまない。」
ラウラが出て行くのを見届けて、朝食の準備でもしようかな、と思い調理場へ向かう。
調理場にはエリオットがいた。
「あ、おはよう、ロイ。よく眠れた？」
『うん、ばっちり。ってあれ、今日調理当番だっけ？』
「うん。ラウラは今行っちゃったけど、残りのみんなの分は作っておこうかな、と思って。」
『そっか。私エリオットお手製の卵料理好きなんだよねー。』
「わ、ほんと？有難う！でもロイの作る料理も美味しかったよ！」
『ふふ、ありがと。』
と二人で話していると、リィンとガイウスが調理場に入ってくる。
『あ、リィン、ガイウス。おはよう。』
「あぁ、おはよう。」
「傷は良くなったみたいだな。」
そのあと美味しそうにできたエリオット特製スクランブルエッグを四人で食べて、学院へ向かう。
そういえば、もうすぐ休みがあるな。
『リィン、今度の休みはどうするの？』
「あ、うん。トワ会長から依頼をもらって、あとはいつも通り、かな。」
『分かった。私も付き合うよ。』
「良いのか？貴重な休みだろ？」
『それはリィンにも言えるけどね。それに私もあまりすることないし。』
「分かった。じゃあ今度迎えに行くよ。」
『了解。』
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作者名：ルル | 作成日時：2014年9月19日 17時
