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仕事を掛け持ちすることになって数日。
最初ばかりは大変だった仕事も慣れてきて随分と楽になってきた。
1ヶ月働いてみないと給料は分からないが、それで稼げるなら・・・と甘味処と食堂のようなお店を掛け持ちしている。
「 Aちゃん。今日は上がっていいわよ。」
食堂のおばちゃんからそう言われて二つ返事で答える。今日は何故か気がかりな事があって早く帰りたかったからだ。
「 ただいま帰りました。」
私はいつも、総悟が帰ってくる数時間前に帰宅するが、今日はそれよりも前に帰った。
しかし、部屋から応答はない。
いつもなら元気で「お帰りなさい。」と返してくれるミツバの声も聞こえない。
「 ミツバ・・・?」
ドアをゆっくり開けて中を覗く。
「 ミツバ・・・!?!?」
除いた先には倒れているミツバがいて、胸のあたりを抑えていた、辺りには口から出したであろう血が少し付いていた。
「 医者・・・、医者呼ばないと!」
ミツバを布団に寝かせて医者を呼んだ。血のついた手を拭き取り、応急処置をした。
未だ息の荒いミツバはとてもつらそうだ。
(・・――私が代れたら、どんなに楽か。)
どうしてミツバなんだ。もっと他に居るだろう。彼女のような優しい人がなるようなものでは無い。
そう思っていると、医者が到着した。
▷▶▷ A
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Okita - すっごく切ない。 こんな愛され方されたい/// SSで始めて泣いた・・・ (2019年8月3日 22時) (レス) id: c736cd8110 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - なるさん» わぁ!ありがとうございます。切ない話にしたくて頑張ったのでそう言って貰えて光栄です。読んで頂き本当に有難いです!はい!これからも応援よろしくお願いします。頑張ります(*´ ˘ `) (2018年8月23日 17時) (レス) id: e5c5450f1d (このIDを非表示/違反報告)
なる - あまり小説を読んで泣く事はなかったのですが、はじめて号泣してしまいました笑すごくステキな小説でした!これからも応援しています! (2018年8月22日 16時) (レス) id: cd5b1aaace (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - すみれさん» 素敵なコメントありがとうございます。この小説は私の初めて書いた作品なのでそう言って頂けて光栄です!まだまだ未熟ですが、努力していきたいと思います。応援宜しくお願いします。最後まで読んで頂き本当にありがとうございました! (2018年8月14日 23時) (レス) id: e5c5450f1d (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - 私はあまり泣かないのですがこれを見てはじめてないてしまいました(小説で)こんなすてきな小説をかいてくれたちゃむさんには感謝しかありません。応援しているのでこれからも頑張ってください!! (2018年8月13日 21時) (レス) id: 444a9b6a20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃむ | 作成日時:2017年9月17日 18時