78、夜更けの来客 ページ28
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夏休みに入って曜日感覚が狂っておりまして、更新忘れてました。すみません！
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「……み…ま……泉様…！！」
はっ！！
机に突っ伏して寝てた！
今日はたくさんの刀剣男士たちとふれあったから、疲れていたのだろう。
こんのすけくんから借りた指南書(？)を読んでいるうちに寝てしまっていたみたいだ。
指南書さぁ…難しいんだよね…
この本丸にいる間は審神者の代わりをしなきゃいけないかなーと勉強し始めたはいいものの…
なんで全部古文調なのさ！！
I am 現代人！おわかり！？
「机で寝られますと、お風邪を召されます！
お布団を敷きましたからこちらでお休みください！」
「ありゃ、ご丁寧に。ありがとうこんのすけくん。」
後ろを振り返ると布団がしっかり敷かれている。
…こんのすけくんが敷いたって言ったよね？
あの肉球の付いた前足でどうやって…考えるのはやめよう。
こんのすけくんは凄いんだ。
出来る狐なんだ。うん。
「わたくしは一度政府の方に戻ります故、ここで失礼致します！おやすみなさいませ、泉様！」
「うん、お疲れ様。また明日ね。」
1人になると途端に静かになる。
耳が痛いほどの静寂、ってやつだね。
あ、ちょっとポエミーだった？
疲れてんだな、私。もう寝よ。
ろうそくの灯をふっと消した。
もっと暗くなるかと思ったけど、今日は月が明るいからそんなに暗くもないな。
明日もたくさん手入れしなきゃ…
トントン…
ウトウトしかけた頃に、戸を叩く音が聞こえた。
「…あー…あいてるとおもいますよ…どうぞ…」
月明かりを背に入ってきたのは…
「みつたださん…。」
「もう半分寝てたみたいだね。」
「いえ…」
パチン！
顔を両手で叩いた。よし、起きろ私。
「光忠さんどうなさったんですか。
こんな夜遅くに…」
「……」
光忠さんは何も言わない。
いや、正確には何かを言おうとしてはいる。
口を開いては閉じて、とても言いづらそうだった。
「光忠さん？」
意を決したように光忠さんは私と目を合わせた。
ゾクッ
何か言いようのない悪寒が走る。
「こんな夜更けに男が女の部屋を訪れる理由なんて…ひとつしかないと思わないかい？」
今度は私が言葉を失う番だった。
「分からない？」
光忠さんがゆっくりと私の座る場所まで歩いてくる。
月明かりが逆光となって、光忠さんの顔はよく見えない。
「…君を抱きに来たんだよ。」
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紫水(プロフ) - ルナさん» うわぁほんとだ。コメントありがとうございます！修正します！ (2019年8月2日 10時) (
レス) id: aa0c16ca22 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - コメントすみません！沖田君は、一番組組長だと思います！ (2019年7月25日 9時) (レス) id: 3371ec9e8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫水 | 作成日時：2019年6月8日 8時
