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いつも通りに食事をしていると
A 「もうお祝いするようになって、かれこれ6回目だよ。
しかもこのお店、初めてお祝いしたお店だよね」
大倉 「おっ、よく覚えとったな」
A 「忘れもしないよ。
あなた酔っ払いすぎて、安田さんに助け求めたの覚えてるから」
大倉「あの時はすまんかった(笑)
でも、もうそんな経つんやな。
なぁ、なんで毎年祝ってってあの時言ったかわかる?」
A「わからないけど、その先も友達だから?」
彼は一つため息をついて、
大倉「わかってないなぁ、聞きたい?」
A「聞きたい、なによ」
大倉「好きやから。出会った頃から、ずっと。
なんだったら仲良くなる前から?
あのドラマの時から…お前のこと見とったし、
どうやったら友達から始められるかなぁって考えとった。
この先もずっと側にいてほしいって思ってる。
Aは俺のことどう思ってるん…?」
真剣な眼差しで言われる。
私は、うーん…って言いながら、
今までの彼との思い出が浮かんだ。
仕事で悩んだ時も、
酔っ払って迷惑な電話かけた時も、
引きこもってると外に連れ出そうとしてくれた時も、
私の誕生日の時、いつも一番に電話くれて
その後会った時に「今回も俺が一番やった?」って聞いてくる彼に
そうだよって言うと嬉しそうにしてくれたり、
共演後から特に親交があったけど、
共演してる時から彼が私がいるところの近くにいてくれて、
他愛もない話をして支えられていたのを思い出した。
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作者名:nanami. | 作者ホームページ:https://twitter.com/na_mugendai_
作成日時:2023年5月16日 19時