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菜織side





私、ずっと好きなんだ。大貴のこと。






小さい頃から親が仲が良くて、

家が近所ということもあり、一緒に遊んでた。





小さい頃の私にとっては、

本当に大貴はヒーローで、唯一の友達だったから。




小学校に上がると、

それぞれ友達はできたけれど、帰りは一緒に帰ってた。




大貴は、私のことどう想ってたか分からないけど、

たぶん、この時からもう好きなんだよね。





中学に入ってからは、クラスは同じだったが、

話す機会が減ってしまった。




ふと大貴の方を見ると、

隣の席のまゆちゃんと楽しそうに話していた。




これが、嫉妬というのかなというくらい、

胸が苦しくてその場から逃げ出すことが何度かあった。







そして、中1の秋、


帰り支度をして、空き教室のよこを通ると

まゆちゃんと大貴の姿があった。




話し声は一切聞こえなかったけど、

あー、告白だろうな。って一瞬で察した。




そして、この恋は諦めなきゃいけないのかな、

もっと早く気持ちを伝えればよかったのかな

という後悔が私を襲った。






その日は、家に帰ってから何も手につかなかった。







次の日、大貴は焦っていた。

でも、私は何も聞けなかった。

なんか、聞いちゃダメなんだろうな、って感じたから。

そこからは、一旦大貴のことは考えないでいようと思った。

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設定タグ:山田涼介 , 有岡大貴 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:いなかのこ | 作成日時:2022年1月22日 17時

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