【忍たま】永遠の約束

20　不幸だったの段 ページ21

『へ、兵助……？』

「何？」


さっきからハチの後ろに隠れてる


『どうしたの？』

「別に」


『ふーん』

まぁ兵助がどんな態度取ろうと別にいいんだけど


「うわぁ！先輩危ない！」

『え？』

びしゃあ

とでも云ったらいいのか、突然水をぶっかけられた。


「ごめんなさいごめんなさい！」

『……』

黙って左近の元へ近づく。


「由祭先輩……？」

涙目の左近

『ケガしてない？』

「え、あ、はい……僕は大丈夫です」

『そう良かった。善法寺先輩呼ぶ？』

「呼んだ、A。ってビショビショじゃないか」

左近の後ろから歩いてきた善法寺先輩


「僕がいつもの不運先輩に迷惑かけちゃいました……」

『左近、気にしなくていいから。けど水もっかい汲みに行かないと』

そう云って左近が持ってた桶を持つ。

「あ、先輩僕しますから！」

『いいよ、またコケたら大変だし、善法寺先輩私も手伝いますね』

「助かるよA」

『じゃあ勘ちゃん、少し遅れるね』

「うん、頑張れ〜」


兵助がハチの後ろで舌を出していた。



「先輩は保健委員に優しいですよね」

『そう？まぁ善法寺先輩や伏ちゃんと仲良いからなぁ』

「……そうですよね」

『？どしたの？』

「いいえ、なんでも！」

『けど、左近と二人で話せて楽しかったよ〜』

「……！僕もです！」

続


左近ちゃん可愛い

21　兵助の嫉妬の段→←19　とにかくチャラいの段

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