2人っきり。 ページ41
結局サインは和田さんから舞台おそ松さんで貰ったティッシュが収まっている額縁にしていただいた。
和田さんには、こんなんとっとく人おらんと思っとったわ！って笑われてしまったけど。
サインも終わり、料理も出来上がったところでテーブルに並べて二人とも座る。メニューはご飯、ハンバーグ、マカロニサラダだ。
和田さんは目の前のメインディッシュ、ハンバーグを見て目を輝かせた。…多分。
「ハンバーグやん！！めっちゃ美味しそう！」
「どうぞ！口に合うかわかりませんけど…」
身を乗り出してはしゃぐ和田さんはとても可愛かった。
「いただきます！」
そういって、早速ハンバーグに手をつけるのを見ながら、お茶をついでテーブルに置く。
「美味しい！」
まだ口の中に入っているのに、堪えきれないように和田さんが放った言葉は、人生で一番料理をすることの楽しさと幸福感を私に感じさせた。
「ふふ、ありがとうございます」
思わず漏れてしまう笑顔。しょうがない。
そして私も1段と光輝いた料理に箸を入れた。
マカロニサラダ(みかん入り)もこれ以上ないだろうというくらいに褒め称えた和田さんは、全部きれいに完食してくれた。
「「ごちそうさまでした」」
二人揃って挨拶をして、皿を片付ける。
私がやるので、というと、いやっそんなことまでさせられへん。と言われたものだからついつい手伝ってもらうことにした。
私が洗って、和田さんが濯ぐ。
二人並んでする共同作業は物凄く緊張した。
和田さんが、刀剣乱舞の歌を口ずさんだりして私も一緒に歌ったりもした。和田さんが出てる舞台の曲は極力覚えている！
きれいさっぱりキッチンも綺麗になり、もう一度座る。
「いやぁ〜やっぱりAさんといるの楽しいわ！」
「そうですか？私はもっと楽しいですけどね」
「いやいや、俺の方が楽しいと思っとるから！」
「そんなことないです！もう他のファンの方々に申し訳なくて…」
「……Aさんはさ、初めて舞台役者関連以外で知り合った唯一の人なんだよね」
急に落ち着いて話始めるから、私も一気に熱が冷めていく。何を言われるんだろう…。
「……。」
「しかも俺のファンで。Aさんみたいな人俺は他にはおらへんし、折角の縁、大事にしていきたい………………って俺急に何しゃべっとんやろ！恥ずかしいわ！！忘れて！」
手をブンブンふって焦り始めた和田さんと同じで、私の中顔もおそらく真っ赤で。
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もも(プロフ) - 返信ありがとうございます！！！ いえーーーい！お待ちしてましたーー！！！笑 (2018年7月9日 6時) (
レス) id: d113db31be (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - ビビ美さん» ビビ美さん、はじめまして！読んでいただき、また読み返していただき、ありがとうございます！続編も早めに出したいと思ってますのでこれからもよろしくお願いします。私は北在住なので、涼しい方です。ビビ美さんこそお体ご自愛なさってくださいね。 (2018年7月9日 0時) (レス) id: dc07f22dbf (このIDを非表示/違反報告)
ビビ美 - これから展開が一気に広がるとのこと、更新が待ち遠しくて仕方ありません。毎日暑いですがお体に気をつけて執筆活動なさってください。毎日読み返します..！ (2018年7月8日 18時) (レス) id: 9ea1c3fba9 (このIDを非表示/違反報告)
ビビ美 - あいす様。初めてコメントさせていただきます！先月にこちらのサイトを発見してから先が気になって一気に読んでしまいました(*^_^*)じわじわ進展していく様子と和田さんの人柄の良さの描写がギュンギュンきます..！ (2018年7月8日 18時) (レス) id: 9ea1c3fba9 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - ももさん» ありがとうございます。50話に到達しましたので、続編に続きます。ここら辺から、一気に展開を広げていこうと思っています。よろしくお願いします！ (2018年7月8日 17時) (レス) id: dc07f22dbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいす | 作成日時：2018年1月21日 0時
