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兄が2人 ページ6

エンマside

俺が妖怪達に宣言し、戻ろうと振り返った瞬間。

ケータの頭上の瓦礫が崩れ落ちた。

エンマ「!?ケータ!!!!」

その場にいた全員が異変に気づき、助けようと体を動かしたが

瓦礫はケータのすぐそこまで迫っていた。ヤバイ、このままじゃッ!!

エンマ(兄さん!!!!助けて!!)

このまま当たると思った、次の瞬間、ケータは俺達の目の前から消えた。

瓦礫だけが無残に砕けた音が響いた。ケータは?

あたりを見渡していると

ケータ「えと、俺はここだよ!」

黒いマントに身を包んだ、得体の知れないやつがケータを横抱きにしていた。

エンマ「良かった、無事だったのか。そこのお前、ありがとうな、礼を言うぜ!」

俺がそう声をかけても微動だにしない黒マント。可笑しいな、どうしたんだ?

そう思ってたら、ソイツはケータを片手で抱き上げた後、空いた手からナイフを取り出した。

?「ケータ、死んでもらうぜ。」

ケータ「ヒィッ!!」

エンマ「!?やめろ!!"覇王閻魔玉"!!」

俺が必殺技を出すと、ソイツは下に逃げおり、ケータを下ろしたあと、また、上空へ。

俺もソイツ追って上空へと飛ぶ。

エンマ「お前、何がしたかったんだ。」

?「ん?お前、気付いてないのか?それは少し、いや。かなりショックだな。」

マントの奴はわけがわからないことを言っていた。何だ?何に気付くんだ?

エンマ「何を、言っている?」

?「例え、52年も月日が流れても、声だけでお前は気づいてくれる、そう思っていたんだがな(バサッ」

ソイツは、黒いマントを脱ぎ捨てた。風に拐われていくマントには目もくれず

俺は目の前の光景に、ただただ口が塞がらなかった。

エンマ「あ、あぁ、に、さッ!!」

貴「久し振り、エンマ。随分と、大きくなったな?(ニコッ」

黒い無地の着物に身を包んだ、俺の、愛してやまない兄さんが

何度、会いたいと願ったか、何度、何度、この日を夢見たかッ!!

エンマ「にぃ、さんッ!(ポロポロ」

思わず涙が流れた。抱き締めたい。抱き締められたい。なのに、体が、動かねぇ。

その場でただ声を押し殺して涙を拭うしかできねぇ俺は、本当に成長したのか?

そんな事を考えていると、ふわりと、懐かしい感触がした。

貴「泣き虫は相変わらずなのか?エンマ。」

エンマ「兄さん、兄さん!!会いたがっだ、も、会え、ねぇのか、とぉッ!!」

貴「俺、約束しただろ?ずっと側に居るって。

例え離れてもまた必ず戻ってくる。お前との約束は絶対に違えない。」

兄が3人→←兄が1人



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黒煙(プロフ) - 竜姫さん» ありがとうございます!つ、続き急いで更新しますッ!!!!(´;ω;`)←ネタ切れ気味 (2018年11月9日 11時) (レス) id: a70d2690ad (このIDを非表示/違反報告)
竜姫 - とても面白いです。続きが気になります。 (2018年11月4日 10時) (レス) id: 649e22ca45 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - 青い闇の力さん» 全力で頑張りますッ!!!!!!!!!(あ、嬉しすぎて鼻血、舞い上がりそう〜♪←← (2018年10月14日 13時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)
青い闇の力 - 応援しています。!!!!!!!(( (2018年10月14日 13時) (レス) id: 1ea3b01be1 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - 青い闇の力さん» そう言って頂けてとても嬉しいです!!これからも勿論頑張らせて頂きます!! (2018年10月13日 14時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒耀 x他2人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年1月8日 2時

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