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兄が33人 ページ37

女郎「どんなに苦しくたってッ!」

土「生き抜く、それがッ!」

土/女郎『元祖妖怪の意地ってもんだ!!!!!』

そう高らかに宣言し、妖気を極限まで高め始めた2人。

周りは2人に気をされ、見つめるので精一杯だ。

貴“心の傷が癒えてなくて、暴れるのか?”

土(あの人が、教えてくれた。)

高めた妖気は、互いに同調を始め、更に大きくなる。

貴“土蜘蛛も女郎蜘蛛も、お前達は独りで戦うのではなく

共に住み、歩み、生きていけば、いいんじゃねぇか?”

女郎(あの人が、導いてくれた。)

貴“辛いからって独りになるのと、辛いから誰か側に居るのとじゃ、ちげぇ。

頭が硬すぎるんだよ。由緒正しい、"過去"にばっかりこだわってちゃ

見えるもんも見えねぇ。お前達は、古くよりも新しくを見ろ。

そうすりゃぁきっと___”

土「土遁_(ズゥゥウッ」

女郎「呪毒_(ズゥゥウッ」

土/女郎『合技__"毒落ちる岩石(ポイゾニック・メテオ)"ッ!!!!(ゴォォオオオッ』

毒を纏った隕石が次々に堕ちてくる。

それをボーッと客観的に見つめる山犬はただ一言

山犬「ご………………めんな、さぃ。」

そう言って山犬が目を閉じると同時に轟音が鳴り響く。

砂埃が舞い散る中、ゆっくりと晴れる視界に最初に映るのは

地面に倒れ込んで猛毒を浴び込んでる山犬の姿。

白娘「パスパスパスッ)凄いやないのぉ!あの山犬はんをこない姿にするやなんて♪」

大ヤ(仲間がやられたのに、可笑しいんじゃないの、この人。)

手が服で覆われている為、空気の抜けるような拍手が聞こえる。

ニコニコと笑顔で土蜘蛛と女郎蜘蛛を褒める白娘子に

大ヤモリは軽蔑の目線を睨み付けながら送った。

大ガ「土蜘蛛、今の技って_」

土「……A様に昔、教えられた事があったのさ。

吾輩ら2人が古きに囚われず、新しいものに目を向けて力を合わせれば_」

女郎「どんな壁も超えていけるって♪」

白娘「山犬はーん?まだ意識ありますぅ?」

山犬「ん。山、いぬ、ま、けた、の?」

白娘「せやでぇ?取り敢えず、怪我治すから

そのまま動かんといてもらえますか?"楽蛇の術"(ポワァッ」

フワリと優しい光が淡く山犬を包み込んだ一瞬で傷が治った。

白娘「要は済みましたし、次行きましょか?」

エンマ「嗚呼。早く兄さんの所に行きてぇからなぁ。」

白娘「クスッ、えぇ。山犬はん、あまり、自分の事責めとったらあきまへんで?

ほな、わては案内係として行ってきますわぁ♪」

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黒煙(プロフ) - 竜姫さん» ありがとうございます!つ、続き急いで更新しますッ!!!!(´;ω;`)←ネタ切れ気味 (2018年11月9日 11時) (レス) id: a70d2690ad (このIDを非表示/違反報告)
竜姫 - とても面白いです。続きが気になります。 (2018年11月4日 10時) (レス) id: 649e22ca45 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - 青い闇の力さん» 全力で頑張りますッ!!!!!!!!!(あ、嬉しすぎて鼻血、舞い上がりそう〜♪←← (2018年10月14日 13時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)
青い闇の力 - 応援しています。!!!!!!!(( (2018年10月14日 13時) (レス) id: 1ea3b01be1 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - 青い闇の力さん» そう言って頂けてとても嬉しいです!!これからも勿論頑張らせて頂きます!! (2018年10月13日 14時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒耀 x他2人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年1月8日 2時

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