兄が34人 ページ38
白娘「ガチャァアンッ)この次は最狂。
最も狂ってると呼ばれるルシファーはんの所や。」
扉を開けながらを背を向けてそう話す白娘子。
誰も口を開かずにただ静かに彼の後を追い、最恐の間を後にした。
土「クッ、体よりも精神に負担が大きいようだ。」
オロチ「大丈夫ですか土蜘蛛殿。」
キュウ「やれやれ、手強い相手はヤだねぇ。」
犬神「なら貴方一人で帰ればいいのでは?」←
闇「我が1人で全てを闇に返してやるッ!」←
白娘「はぃはぃ、お喋りもそこまでやで?道中話そやなぃの。
倒した相手の過去を、なぁ?」
キラリと、闇の中で白娘子の目が光った。
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山犬はんの産まれは、何処とも知れぬ田舎の山奥やった。
和で、静かで、争い何かとは無縁やった、小さい村が所々あるくらいの
妖怪にとっては、夢の様な場所やったそうや。
?「長、今日も山は平和だぃ!しっかし、オラの子、本当に何処も悪くなかと!?」
長「嗚呼。儂ら山犬が一族の血を多く、濃く、誰よりも受け継いでおるのは
颯「そら分かっとるばい!だがなぁ、あの子のあの見た目…。」
長「古よりの一族での災の象徴、とな?」
颯「嗚呼。見た目で判断するのは良くない事じゃき
オラもそんな事をする子じゃないと分かっとる。
じゃがのぉ、周りのあの子に対する目が、どうしても不憫でならんばい。」
そう、山犬の一族は元々は黒、または白というのが基本的な色やった。
せやけど、山犬はんは不吉だと呼ばれる赤い体毛の子やった。
山犬はんの父、颯はんは、毎日山犬はんの印象がどう変わるのかと
一族の長に相談していたらしいで?せやかて長にも出来る範囲がある。
例え長が何と言おうと、山犬はん自身が何かを成しえ、印象を変えるしかなったんや。
銀鈴「イイ?__、貴方は決して不吉な子じゃじゃないわ。
私の可愛い愛おしぃ、一人の息子よ。」
_「うん!母上、ありがとう!!(ニコッ」
山犬はんは例え周りから疎まれていようと
母と父が愛してくれるならば幸せと言っとった。
父に術を、生きる術を、そして群れの社交辞令何かを教わって
何とか周りと上手くやっていったらしい。
幸せやったそうや。山犬はんが大きゅうなるに連れて
周りも最初とは違う印象を持ち始めそら仲良ぅしておったんやて。
せやけど、誰でも知ってる筈や。
幸せには、終わりがあるて。
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黒煙(プロフ) - 竜姫さん» ありがとうございます!つ、続き急いで更新しますッ!!!!(´;ω;`)←ネタ切れ気味 (2018年11月9日 11時) (レス) id: a70d2690ad (このIDを非表示/違反報告)
竜姫 - とても面白いです。続きが気になります。 (2018年11月4日 10時) (レス) id: 649e22ca45 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - 青い闇の力さん» 全力で頑張りますッ!!!!!!!!!(あ、嬉しすぎて鼻血、舞い上がりそう〜♪←← (2018年10月14日 13時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)
青い闇の力 - 応援しています。!!!!!!!(( (2018年10月14日 13時) (レス) id: 1ea3b01be1 (このIDを非表示/違反報告)
黒狐(プロフ) - 青い闇の力さん» そう言って頂けてとても嬉しいです!!これからも勿論頑張らせて頂きます!! (2018年10月13日 14時) (レス) id: db5018d5ae (このIDを非表示/違反報告)
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