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話って突然に終わるよね ページ18

その後は一緒に過ごしていたが

何年かして私はアイツと別れた

私にもやることがあったからな

それで、何年か経って戻ったら

アイツは変わっていた

虚、そう言う名で奈落のボスをやっていたさ

アイツは私のことを忘れていてな

A「松、陽?」

久しぶりに再開しても奴は私の事を忘れたのか

はたまた記憶喪失なのかは知らんが

殺気を飛ばしてきたな

虚「誰だ?」

奴はまるで人格が変わったかの様だった

後で分かった事だがアイツは自分自身を守る為に別の人格を色々と造り出していたらしい

虚になったアイツはな死にたがっていた

勿論不死の私にも分かる

死にたいと何度願った事か

あの辛さは私にも分かる

だが、死ねない。絶望したもんさ

兎に角アイツは全てに対して絶望していたな

人間に対しても何にも思わないみたいで

殺す時も常に冷徹な目を向けていたさ

だがなアイツは人間を羨んでいた

別にアイツが言っていた訳ではない

だがな私には分かるアイツは人間を羨んでいた

――なぜ分かるかって?

私も同じ目をしていたからさ

私も人間を羨んでいた

だって人間は皆平等に死が訪れるだろ?

死にたいと何度も願っている私達からしたら

ああ羨ましいと思うのは必然だろ?

だが奴は気付いていなかった

自分自身が人間に対して羨ましいという感情があることをな

アイツは確かに人間を恨んでいたさ

その感情の方が強かったと思う

でも心の奥底では羨ましいという感情があったな

私も同じだったからよく分かる

話を遮られるのって地味にムカつくよね→←またもや過去編よ〜



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作者名:赤いエンジェル | 作成日時:2022年7月28日 18時

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