家に入ったぞ〜 ページ16
私の家に入って貰った
ここなら少しの間はやり過ごせるハズだ
銀時「で、ここまで運んだら言ってくれんだろ?
なんであの時松陽を殺した」
桂「ちょっと待て銀時、どういう事だ?」
高杉「こいつは殺したくて殺したそう言っただろ」
銀時「確かにそうだがおかしいと思わなかったのか?
こいつは松陽と話してるときは本当に楽しそうに話してたし
何より松陽の事を愛しそうに見てた
そんなやつが殺したくて殺したとは思えねぇ」
桂「……確かに銀時の言う通りだな」
高杉「……」
驚いた、確かに銀時は色んな奴の感情に敏感だった
なにより殺気には人一倍敏感だった
まさかここまで私の事を見ていたとは……。
銀時「Aどうなんだ?」
A「……話す前にそこのビン取ってくれ」
桂「これか?」
A「あぁすまん」
私は毒には耐性がない
前に耐性を付けようといろんな毒を試してきた
だが、どれも結果は同じで全部死にはしないが
身体中に激しい痛みが生じなんならしばらくの間動けないときた
どうやら私の弱点は毒らしい
――パクッ――
もう解毒薬飲んだから大丈夫だな
さて、コイツらに昔話をしてやろう
A「……じゃあ昔話をしようか
松陽、いや虚に会う所から話をしよう」
――――――――
私は老いる事が無く死ぬことも許されなかった
まぁ所謂皆憧れの不老不死だな
こんなもんに憧れる理由は分からんがな辛いだけだ
まぁ私は長い間色んな所をさまよったもんだ
そんときはたまたま日本に居てな
たまたま目撃したんだ
村の奴らがガキ一人を丸太に縛って火炙りにし刺し殺してる所を
胸糞悪い話だろ?大の大人達が寄って集ってガキ一人を殺してるんだ
でもな大人達はそのガキをまるで化け物を見るかのような目で見てたんだ
訳が分からなかった、そのガキは普通の人間に見えたから
「殺ったか?」
村の一人がそう呟いた
明らかにガキは死んでいた、そう思った
――シュルシュル――
ガキの刺されてた所は傷が癒えていった
そしてなにもなかったかのようにそのガキは村の大人達を縛られたまま
見下ろしていた。まるで怯えているかのような憎んでいるかのような目だった
信じられなかった、私以外にも不死の者が居ることに
そう思っているとまた大人達がガキを殺そうとしていたので
気絶させガキを助けた
A「おい、大丈夫か?」
そう声を掛けると
「なん、で助けた?」
A「暇だったから、どうだ?私と一緒に旅をしねぇか?」ニコッ
「………」
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作者名:赤いエンジェル | 作成日時:2022年7月28日 18時