過去は重い物 ページ12
松陽を殺したのを見守った烏共は松陽の死体を持って消えた
まぁどうせ燃やすんだろ
アイツが火の中から出てきたらどんな反応するんだろうな
結局私はアイツを救う事は出来ないのか
いや、殺す。そう約束したじゃねぇか
あぁ考えるしかねぇな
銀時「なん、でなんで殺した!A!」ガッ
そう泣きながら私の襟を掴んで叫ぶ
今考えることじゃねぇけど
銀時もそうだが晋助達って本当に成長したよな
ガキの成長と言うのは早いもんだ
晋助「なんとか言えよ!」
黙ってた私に痺れを切らした晋助が聞いてくる
まぁそりゃそうかコイツらにとったら
松陽は親同然のヤツだったんだ
そんな親同然のヤツを仲間の私が殺したんだ
コイツらにとったら裏切られたと思うんだろうな
だったら私がここで言う言葉は1つだけだ
A「クク、なんで殺したか?そんなの1つだけだ
殺したかったからに決まってんだろ!!」
小太郎「A?」
コイツらの大切なヤツを目の前で殺したんだ
コイツらの隣で歩んでいく資格なんて私にはない
だからと言ってコイツらには生きる屍のようには
なってほしくはない
だったら殺したい程に憎いヤツをつくるしかない
松陽、私にはこんなやり方でしかコイツらを守れねぇよ
A「ずっと前から殺したかった!いつ殺してやろうか
ずっと機会を伺ってたんだァ。そしたら天導衆の奴らが居た
すぐにあいつらの所に行って協力してもらったんだよ!
あいつらは嫌いだけど利用出来るもんはしなくっちゃなぁ!
いやぁそれにしてもあいつらは意外と仕事が速かったなぁ」
そう言い終わるや否や一斉に私を殺そうと飛び掛かってくる
銀時「てめぇだけは殺す」
晋助「こいつを殺んのは俺だ」
小太郎「今回ばかりは譲れん!」
襲って来るものを全て避ける
感情だけで振る刀は簡単に読める
A「お〜お〜怖い怖い。相手をしてやりたいが
今は無理だ。なんせ私は忙しい。じゃあな」ダッ
そう言って崖から飛び降りる
銀時「なっ!」
晋助「待ちやがれ!」
小太郎「銀時、高杉!やめろ!死ぬ気か!」
落ちながら上を見れば銀時達が悔しそうな顔を浮かべながら
こちらを見ている
A「クク、お前はこんなときどうすんだろうな松陽」
こんなやり方でしかアイツらを守れない私を笑うか?
それとも怒ってくれるのか
まっどっちでもいいか
そして最後に聞いたのは頭が潰れる音だった
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作者名:赤いエンジェル | 作成日時:2022年7月28日 18時